【FX突撃取材!】12月8日(火曜日)■小林芳彦氏の現在の相場観とFXトレード戦略
FXをしている人ならみんな知っている小林芳彦さん。小林さんはJFXというヒロセ通商の子会社の社長でもあるのですが、毎日リアルタイムにTwitterで公開しているスキャルトレードがスゴイ!!
羊飼いが一番見ているTwitterアカウントかも(Twitterはこちら)!?
その小林芳彦さんから、毎週火曜日に最新の相場観と戦略を聞ける事になりました!!(※取材は電話にて実施)
毎週・火曜日の午後から夕方までの間に羊飼いのFXブログでアップしますので、お楽しみに♪
それでは、 2020年12月8日11時すぎに小林芳彦さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。
■□■12月8日(火)■小林芳彦氏の現在の相場観とFXトレード戦略
■現在の為替相場の傾向や相場観■
現在の米ドル/円は、レンジながら、イメージ的には落ちそうで落ちないといった状況だ。先週も述べたが、本邦輸出企業のドル売りが下がってきている状態がまだ継続しているように思える。現状、104円台後半付近まで下りてきている感じだ。目下最大の問題は、今日明日で本当の山場を迎えているポンド。10日(木)から始まるEUの首脳会談前に通商交渉の決着をつけなければならないわけで、そこで各国の首脳に対して、英国との交渉は失敗し、12月末に合意なき離脱になるという話をしなければならなくなるだろう。よってバルニエEU首席交渉官は、「9日(水)が期限」という言い方をしているのだと思う。つまりボールは英国が持っており、合意に関して楽観視は全くしていないという見解だと見ている。英国も合意なき離脱に向けて準備しているという言い方をしているので、結局ここまでお互いに交渉を重ねてきて、それぞれに妥協できない状況の中で合意は無理だと思っている。よって形式上頑張ってやったけれども結局ダメで、最後は時間切れで合意なき離脱に突入という流れになると思っている。欧州も英国も文化的にクリスマスを返上で交渉をすることは考えづらい。日程で言えば来週18日(金)が海外勢にとっての、実質年内最終日で、さらに言えば本格的にマーケットに流動性があるのは今週末11日(金)までだろう。ポンドは対円でも対ドルでも下落の可能性があると思っている。
■現在の為替相場の戦略やスタンス■
今週の米ドル/円予想レンジは103.00~104.75円。戦略的には、買いより売りから入りたい。日足のチャートを見ると、90日移動平均線、200日移動平均線、一目均衡表の雲が全てローソク足の上にあり、全てが下落方向なので、トレンド的にはまだ売りだと思っている。ただ、クリスマスが近いので、どこまで下攻め出来るかという気もしなくもないが、買い上げていって105円台をどんどん上に上がるだけの材料はないだろう。具体的には売ってつぶれたところを103円ミドル手前で半分、ミドル割れて突っ込んだところ、103.20円付近で残りを利食うようなイメージを持ちつつ、そこまで行かなさそうなら手前で買い戻しても良さそうだ。
<米ドル/円 日足チャート>
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