【FX突撃取材!】3月17日(水曜日)■井口喜雄氏の現在の相場観とFXトレード戦略
【FX突撃取材!企画】にトレイダーズ証券の為替ディーラー井口喜雄さんが参加!
井口喜雄さんは認定テクニカルアナリストで、1998年から金融機関でディーリング業務を行い、2009年からはトレイダーズ証券で同業務に従事。ファンダメンタルズとテクニカルの両方面での為替分析に精通しており、セミナーやマネー誌にも多数登場されています。
井口喜雄さんへの取材は、毎週・水曜日の昼過ぎに行い、当ブログでアップします。
お楽しみに♪
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それでは、2021年3月17日13時過ぎに井口喜雄さんに直接聞いた現在の相場観とFXトレード戦略をご覧下さい。
■□■3月17日(水)■井口喜雄氏の現在の相場観とFXトレード戦略
■現在の為替相場の傾向や相場観■
マーケットは日本時間明日18日(木)未明のFOMC待ち。今回のFOMCでは政策金利、金融緩和策ともに現状維持の見込みだが、コロナワクチンの普及や、バイデン政権による追加経済対策の成立を受けて、米経済見通しは上方修正される可能性が高い。また、今回は四半期に一度公表されるFOMCメンバーの金利見通しを示すドットチャートが更新される。前回のドットチャートでは2023年末までゼロ金利維持の見通しだったが、あしもとの米経済回復を見ると、FOMCメンバーの中には利上げ時期に前倒の考えを示す人もいると思われる。おそらくドットチャートは2023年に1回の利上げは織り込みに行くのではないだろうか。パウエルFRB議長が米長期金利上昇を容認しているということもあり、今回のFOMCはドル高イベントとなりやすいと考えている。ただし、3月末が期限となっているSLR(金融機関の自己資本規制。現在はコロナ禍ということもあり1年間の期間限定で規制緩和をしている)の規制緩和が継続されるのであれば瞬間的には米長期金利下落→ドル安の展開になることは留意しておきたい。
■現在の為替相場の戦略やスタンス■
米ドル/円の値動きはFOMC次第にはなるが、昨年6月の高値109.84円や、節目となる110円を短期的なターゲットとして狙っていきたい。瞬間的に売り込まれることはありそうだが、現在の日米金融スタンスを見る限り、米ドル/円が沈み続けることはないように思う。現在の109円付近では膠着状態が続いているので、ここからのロングに抵抗があるならば、108円ミドルから下の押し目を待っても良さそうだ。
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