【FX突撃取材!】11月18日(水曜日)■井口喜雄氏の現在の相場観とFXトレード戦略
【FX突撃取材!企画】にトレイダーズ証券の為替ディーラー井口喜雄さんが参加!
井口喜雄さんは認定テクニカルアナリストで、1998年から金融機関でディーリング業務を行い、2009年からはトレイダーズ証券で同業務に従事。ファンダメンタルズとテクニカルの両方面での為替分析に精通しており、セミナーやマネー誌にも多数登場されています。
井口喜雄さんへの取材は、毎週・水曜日の昼過ぎに行い、当ブログでアップします。
お楽しみに♪
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それでは、2020年11月18日13時過ぎに井口喜雄さんに直接聞いた現在の相場観とFXトレード戦略をご覧下さい。
■□■11月18日(水)■井口喜雄氏の現在の相場観とFXトレード戦略
■現在の為替相場の傾向や相場観■
米モデルナのワクチン開発期待から米長期金利上昇→米ドル/円が急騰といった場面もあったが、ワクチンの開発期待だけでは、市場の楽観は続かないようだ。とはいえ、株価は堅調さを維持している。根底にいずれできるワクチンを巡る楽観論があるほか、たとえ早期のワクチン開発ができない場合でもFRBが異次元の金融緩和策を維持するのであればリスクは取っていこうとなる。ノーポジのままではいつまでたっても利益がでないのでリスクアセットが下がってくれば下支えする参加者が多いのだろう。短期的に冷え込むことはあっても、このふんわりしたリスクオンが続くとなれば、対極にあるドルや円は売られやすいか。
■現在の為替相場の戦略やスタンス■
リスク許容度に対するドルと円の反応がまちまちなので米ドル/円のトレードは悩ましいが、日足レベルでチャートを見ると右肩下がりダウントレンドは継続しており、戻りを売っていく戦略になりそうだ。ただ、ダウントレンドの中、局地的なショートカバーが毎回強烈なだけにストップはタイトに入れて切っていきたい。また、期限迫るブレグジットは大詰めを迎えている。あしもとでポンドが上値を切り上げていることからマーケットは年内までに合意して英国はEUを離脱すると楽観しているようだ。もちろん「合意なき離脱」の可能性がゼロではないが、最悪でも暫定合意は取り付けるだろうと多くの参加者が考えており、自身もそのイメージを持っている。また、バイデン政権がブレグジットに反対していることも「合意のなき離脱」への可能性を軽減してくれるのではないだろうか。いずれにせよ突発的なボラティリティの上昇には備えておく必要があり、ポンド、ユーロは集中してトレードしていきたい。
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<米ドル/円 日足チャート>
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