【FX突撃取材!】4月3日(水曜日)■井口喜雄氏の現在の相場観とFXトレード戦略
【FX突撃取材!企画】にトレイダーズ証券の為替ディーラー井口喜雄さんが参加!
井口喜雄さんは認定テクニカルアナリストで、1998年から金融機関でディーリング業務を行い、2009年からはトレイダーズ証券で同業務に従事。ファンダメンタルズとテクニカルの両方面での為替分析に精通しており、セミナーやマネー誌にも多数登場されています。
井口喜雄さんへの取材は、毎週・水曜日の昼過ぎに行い、当ブログでアップします。
お楽しみに♪
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それでは、2019年4月3日13時過ぎに井口喜雄さんに直接聞いた現在の相場観とFXトレード戦略をご覧下さい。
■□■4月3日(水)■井口喜雄氏の現在の相場観とFXトレード戦略
■現在の為替相場の傾向や相場観■
米ドル/円は本日3日(水)から始まる米中通商協議についてフィナンシャルタイムズが「最終合意に近づいている」と報道したことで111円ミドルまで上昇。200日移動平均線の差し掛かる111.50円付近で上値は抑えられたが、ここを明確に上抜けるともう一段上のレンジに上がっていきそうだ。また、連日ヘッドラインに振らされるポンドはメイ英首相がEU離脱交渉期限の延長を要請することを明らかにしたことで対ドルは1.315ドル、対円でも146.5円付近まで上昇している。加えて、メイ英首相は野党労働党のコービン党首と協議する意向も表明し、それに応えるようにコービン党首も前向きな姿勢を示したことからこのままEU離脱案合意となるかに注目が集まっている。
■現在の為替相場の戦略やスタンス■
新年度に入り、米ドル/円は上昇しているが、その背景には強い米経済指標がある。今週初め1日(月)に発表された小売売上高は前月分が+0.2%から+0.7%に上方修正され、ISM製造業PMIも予想の54.5を大きく上回る55.3に上昇している。パウエルFRB議長は今後の利上げについて米経済指標次第としているため、現在のハト派スタンスを修正してくる可能性もあるだろう。本日3日(水)夜も21時15分にADP全国雇用者数、23時00分にISM非製造業景況指数と米重要指標が予定されており、ポジティブな結果には素直に反応するかもしれない。ブレグジット関連は、メイ英首相は労働党と一本化できるEU離脱案の協議に入る考えを示しており、ポジティブな状況だ。もちろん協議がうまくいなかければ「合意なき離脱」が意識され、再び梯子を外されるわけだが、そのリスクをとる価値はありそうだ。
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