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羊飼い

謎の癒し系FXトレーダー。
『FX相対性理論』を確立中。ザイFX!や日経ヴェリタス、多数のマネー媒体に登場して調子にノリノリ中。

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2017年06月15日

TY3
個人投資家の注文はどこへいくのか?
FX会社の約定サーバーを経てカバー先のサーバーへ。
カバー先のサーバーは多くがTY3やNY4に集中する。
FX会社のサーバーがTY3やNY4にあれば、それだけ約定も早い。
約定速度を気にする人はサーバーの置かれている場所を気にしてみては?

TY3とはどんなところか?
たまたま行くチャンスに恵まれたので、探検してきた。


山を爆破し川床を掘ってまっすぐにケーブルを敷く

「どのように無傷の山腹に発破をかけて穴をあけるか、どのように川床を掘るか、十分な広さのない田舎道沿いに、どのように溝を掘ればいいか、あれこれ方策を立てていた」「それはシカゴのサウスサイドにあるデータセンターと、ニュージャージー州北部の証券取引所とを結ぶ直線だ」(マイケル・ルイス『フラッシュ・ボーイズ』より)

光ファイバーのケーブルを最短距離で敷くために、山を削って川を掘る――フラッシュ・ボーイズで描かれていたのは、ライバルよりもいち早く取引所にアクセスするために奮闘するトレーダーの様子だ。

「そんなのプロのトレーダーやヘッジファンドの話でしょ?」とばかりもいっていられない。インターバンク市場に直結する「NDD」(ノンディーリングデスク)口座の普及により、個人投資家でも高速、公正な取引環境を整えられるようになりつつあるからだ。

キーワードは「エクイニクス」

フラッシュ・ボーイズは取引所へ最短でアクセスできるようにケーブルを敷設しようとした。しかし、為替市場には株や商品先物のような中心となる市場が存在しない。支配的な取引所が存在しない為替市場では『フラッシュ・ボーイズ』のような努力は必要ないのだろうか。

ところが為替市場にも、中心といっていいような存在がある。「エクイニクス」のデータセンター(International Business Exchange(IBX)データセンター)だ。エクイニクスは世界に展開するデータセンター大手企業。ここのデータセンターには名だたる銀行や証券会社、ヘッジファンド、私設取引所のサーバーが集結している。
FX取引では個人投資家が発注した注文は、FX会社を通じて、カバー先へと流される。私たちが発注した注文はFX会社を経由して、多くがエクイニクスへと転送されていくことになる。

東京市場の為替を動かすのは「TY3」

では、エクイニクスのデータセンターはどこにあるのだろう。為替市場の中心はニューヨーク。よって「NY4」などニューヨークにあるエクイニクスのデータセンターが、もっとも為替取引が集約する場所となる。

ロンドン時間では「LD4」などのデータセンターに取引が集中するし、東京にもエクイニクスのデータセンターが複数ある。中でも中心となるのが「TY3東京IBXデータセンター」(TY3)だ。東京時間ならTY3のサーバーが活発に動くし、欧州時間ならLD4などが、そして夜になるとNY4などが働いてくれ、為替市場は24時間眠らずに動くことになる。

ニューヨーク、ロンドン、東京の各データセンター、それぞれのデータセンターに並ぶサーバー群こそが世界の為替市場の中心と言い換えてもいいかもしれない。ちなみに下の写真は通常、公開されることのないTY3の内部だ。

TY3
※クリックで拡大します

クリックしてから注文が成立するまでの時間は

では、私たちの注文が約定するのに、どのくらいの時間がかかるだろうか。体感的には一瞬で反応が返ってくるようにも感じるが、決してゼロ秒ではない。NDD(ノン・ディーリング・デスク)方式の口座の場合、約定するまでの流れは下記のようになる。

TY3

日本からニューヨークへの発注は往復0.3秒

日本から発注して、FX会社を経由してNY4などニューヨークのデータセンターで約定し、再び日本へと結果が返ってくるまでの時間はおよそ300ミリ秒とされる。1ミリ秒は1000分の1秒=0.001秒だから、300ミリ秒は0.3秒だ。

「たった0.3秒?それって損益に関係ある?」と考える人がほとんどだろう。でも、0.3秒で為替レートは結構変わる。下記の表は2017年2月4日の雇用統計発表直後、1秒の間での値動きだ。

TY3

1秒の間に12回のティック(値動き)があり、22時30分10.704秒から10.756秒の間の50ミリ秒(0.05秒)でビッドは4.9銭、アスクは4.5銭下がっている。

もし、この瞬間に買いのボタンをクリックしていたら「買った瞬間に4銭も下がった?!」と感じるだろう。市場が乱高下しているとき、0.3秒は決して短い時間ではない。約定レートが2銭、3銭とズレてしまえば、短期トレーダーにとっては無視できない値幅だろう。

ニューヨークより東京への発注のほうが早い

「0.3秒なんて長すぎる!」と憤ったフラッシュ・ボーイズは山を爆破し川床を削って、まっすぐにケーブルを敷いて物理的な距離を縮めた。山を削るほどの資力を持たない人はどうしたらいいのだろうか。

東京からニューヨークはおよそ1万キロ。しかし、東京にあるサーバーだったら距離はグッと縮まる。通信時間も短縮され、往復で20ミリ秒(0.02秒)程度となる。ニューヨークだと300ミリ秒だったから、15分の1にまで短縮されることになる。

先ほどの雇用統計時のティックを見ても、20ミリ秒であればその間に為替レートが動いてしまう可能性は低くなるし、動いたとしても1ティック程度だろう。日本から発注するならニューヨークよりも東京のほうがレイテンシーの面では優位だといえそうだ。

ただし、もちろんレイテンシー以外の問題もある。東京も3大市場のひとつとはいえ、規模の面ではニューヨークのほうが圧倒的に大きい。レイテンシーだけを考えれば東京がいいし、流動性の厚みを考えればニューヨークがいい、ということになるはずだ。

TY3

「TY3口座」とは

ここまでTY3やNY4といった話をしてきたが、日本では「DD」(ディーリング・デスク)方式のFX会社が一般的だし、NDDであってもどこに約定サーバーを置いているか、ほとんど明らかにされていない。

そんな中、数少ない例外がオアンダジャパンだ。オアンダではNY4にサーバーを置くベーシック、プロコースの口座と、TY3にサーバーを置く口座がある。それぞれNY4、TY3の中にオアンダのサーバーも置かれているため、リクイディティ・プロバイダーのサーバーと直結、レイテンシーを限りなく短縮できる。

TY3

TY3口座では流動性が気になるところだが、オアンダのTY3口座を確認すると米ドル/円では0.4銭程度(手数料なし)となることもあるようだ。

TY3

TY3やNY4から発注することもできる

トレードルームとTY3の通信時間を短縮させることもできる。「VPS」の利用だ。VPSとはサーバー内に自分用のスペースを借りて、あたかも自分のパソコンのように利用するサービス。メタトレーダー4(MT4)で自動売買を利用している人ならおなじみだろう。VPSサービスの中には、NY4やTY3に置かれたサーバーを利用できるVPSサービスがある。Beeks Financialもその1社だ。

BeeksでTY3のVPSを借りてMT4のEAを走らせ、オアンダのTY3口座を利用すれば発注から約定までがすべてエクイニクスのデータセンター内で完結することになる。この場合、発注から約定まで数ミリ秒程度となるはず。日本のFXトレーダーにとって、もっともレイテンシーの少ない取引環境となるのではないだろうか。

TY3

TY3は数少ないFXを実感できる場所

FX取引って、モニター上の数字が変化するだけで味気なさを感じることもある。自分の注文がどこでどう処理されているのか、TY3を訪れてみると少しでも実感を味わえるかもしれない。

TY3が位置するのは東京・豊洲だ。「盛り土したのか、していないのか」と築地市場の移転問題で揺れた土地でもあるが、TY3はちゃんと盛り土済み。汚染対策というよりは、津波対策だ。

また、下の写真にあるようにTY3の建物はとても簡素。窓もなくエクイニクスの看板も見られない。テロなどの標的になりにくいための配慮だろう。大地震などが襲っても稼働を続けられるよう、非常用発電装置が設置され、万が一に備えて冗長化もされている。

2016年にはTY3の隣接地に「TY5 東京IBXデータセンター」がオープン。設備が増強されている。東京市場のFX取引がさらに拡大してもTY3/TY5キャンパスが対応してくれるはずだ。

TY3

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