【FX突撃取材!】5月13日(月曜日)■竹内のりひろ氏の現在の相場観とFXトレード戦略
竹内のりひろさんは、元外銀チーフディーラーとして、20年間相場に携わってきた経験を生かした独自の相場展望を持ち、欧州事情にも精通しています。
有料メルマガ&掲示板【SmartLogicFX】も好評で、最近頻繁に金融系のメディアに出演されています。
そんな竹内のりひろさんに週初の戦略も聞きたいっ!と言うことでお願いしました。
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それでは、2024年5月13日8時時点に竹内のりひろさんに直接聞いた現在の相場観とFXトレード戦略をご覧下さい。
■□■5月13日(月)■竹内のりひろ氏の現在の相場観とFXトレード戦略
■現在の為替相場の傾向や相場観■
先週1週間の主要通貨の対ドルでの騰落では、円は下落の最上位(-1.88%)に位置している。米ドル/円は、介入前後の半値戻しである156.00~156.05円水準を前にやや胸突き八丁の様相を呈する。半値戻しということで、GW期間中の政府・日銀の円買い介入の効果はほぼ半分は消えかかっている。
■現在の為替相場の戦略やスタンス■
日本の財務省が公開する対外及び対内証券売買契約等の状況をみると、年明け以降4カ月間の新NISA経由の円の売り越しは4兆円を超える。年始と比較するとわずかに減速しているが、ほぼ誤差の範囲であり、このままの基調が続けば、年間では10~12兆円に達する可能性がある。GW期間中の円買い介入の総額は約8~9兆円とみられ、瞬間風速で米ドル/円を約8円下落させた。大雑把に1兆円=1円の変動要因と仮定すると、この新NISAの効果は侮れない。それ以外でも、継続的に噴き出る対外直接投資等も加味すれば、状況は変わらず、超大規模介入でも持ち込まれない限り、円売り流れはあまり変わらないとみている。短期的な流れを決めるという観点では、明後日15日(水)には米国で4月のCPIの発表があるが、丁寧に見極めたい。今週は米ドル/円で153.50~157.00円、ユーロ/米ドルで1.0650~1.0850ドル、ユーロ/円で165.00~169.00円とみている。
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<米ドル/円 日足チャート>
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