【FX突撃取材!】5月24日(木曜日)■神田卓也氏の現在の相場観とFXトレード戦略
【FX突撃取材!企画】に外為どっとコムのセミナーでお馴染み神田卓也さんが参加!
神田卓也さんは、外為どっとコム総合研究所の取締役調査部長上席研究員。外為どっとコム総合研究所のレポートや、動画、ツイッターで有益な為替情報を配信されています。
その神田卓也さんから、毎週木曜日に最新の相場観と戦略を聞ける事になりました!!(※取材は電話にて実施)
毎週・木曜日の午後から夕方までの間に羊飼いのFXブログでアップしますので、お楽しみに♪
それでは、 2018年5月24日11時過ぎに神田卓也さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。
■□■5月24日(木)■神田卓也氏の現在の相場観とFXトレード戦略
■現在の為替相場の傾向や相場観■
円が全面高の動きとなっている。きっかけは、トランプ米大統領が、米朝首脳会談が行われない可能性があると発言したことや、米国の自動車輸入に掛かる関税を強化するとツイートしたことなどが引き金となっているようだ。これで、リスク回避の円買いが強まっている。いわば、トランプリスクの円高だ。しかし、これはもういつものことなので、マーケットも慣れている。また米朝首脳会談に関しては、予定通り行われる可能性の方が高そうだ。よって、さほど長続きする材料ではないと考えている。
■現在の為替相場の戦略やスタンス■
そこで、重要なのはFOMC議事録で示されたFRBの政策スタンスだ。インフレが一時的に目標を超えて上昇した場合でも容認する意向を示した。つまりインフレ率が2%を超えていったとしても、すぐに利上げペースを加速する考えはないということを示した形だ。これを受けて、今年4回以上の利上げがあるかも知れないと考えていたマーケットが落胆した感があり、10年債利回りが3%を割り込んできている。そうなると、日米金利差によるドル買い円売りを進めてきただけに、その巻き戻しが入りやすい状況となるだろう。米ドル/円は昨日の下落で200日移動平均線や52週の長期移動平均線を全て下回ってきた。現在、調整ムードが広がっており、調整の目処としては、3月から5月に掛けての上げ幅の38.2%押しが108.80円前後、半値押しが108円ちょうど付近。この辺りがポイントになるのではないかと考えている。
<米ドル/円 日足チャート>
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