新型コロナウイルスの感染拡大の影響で主要FX取引会社によるスプレッド原則固定などの一時停止が相次ぐ!
新型コロナウイルスの感染拡大の影響で金融市場は大荒れです。
世界経済への影響はリーマンショック以上になるのではないかといわれています。
そんな中、為替相場でもボラティリティが高い状態が続いているため、FX取引会社は原則固定スプレッドの一時停止を発表する会社が続々と出てきました。
4月7日時点のFX取引会社の対応とスプレッド状況をまとめましたのでご覧下さい。
★スプレッド原則固定一時停止の流れ
現在の金融市場の状況は、新型コロナウイルスの感染拡大がキッカケになりました。
2019年年末から中国の武漢で発生した新型コロナウイルスは、2020年に入って中国・アジアを中心に徐々に広がりました。
日本でも、年明けに感染が発覚してその後に各地に広まり、現在でもいつ収束するかどうか分からない状況です。
金融市場の流れが大きく変わったのは、欧州や米国の感染が想定以上となった2月の終わりから3月上旬。
米国の株式市場をはじめ、世界の株式市場が大きく下落しはじめました。
その後、米国が緊急利下げを行った事で、各国がその後を追いました。
2月下旬からのドル円やユーロドルのチャートを見てみると、その混乱ぶりが確認できます。
現在も、為替相場は、大きな値動きを繰り返し、ボラティリティが非常に高くなっています。
こういった状態の中で、FX取引会社は、ついに原則固定スプレッドを停止したり、今まで提示していた狭いスプレッドでの提供が難しくなった事を発表しています。
★FX取引会社が対応開始
2月末から原則固定スプレッドの提供が難しくなったFX取引会社は以下の通りお知らせを発表しています。
・原則固定スプレッドから変動スプレッドで提供
・全通貨ペアのスプレッドが掲示通りに提供できないと発表
・一部の通貨ペアで原則固定から変動スプレッドへ変更
各取引会社によって対応は様々です。
2020年4月7日時点では上記の通りです。
★スプレッド比較表
現時点のFX取引会社のスプレッドの状況です。
※スプレッドはFX取引会社が主張している通常スプレッドの最小値を基本としている
(実際に口座を確認し、乖離が大きい場合はリアルに近い値を採用)
※実施期間3週間以上のキャンペーンスプレッド掲載(黄色)
※赤字は原則固定スプレッドを表す(※例外あり)
※黒字は随時変動スプレッドを表す(※例外あり)
※スプレッドの単位はドル円及びクロス円は銭、ドル円以外のドルストレートはpips
※ドル円は米ドル円の略
これらの動きはしばらく続くことが予想され、期限も未定です。
最新の情報はご自身でご確認ください。