【FX突撃取材!】6月9日(水曜日)■井口喜雄氏の現在の相場観とFXトレード戦略
【FX突撃取材!企画】にトレイダーズ証券の為替ディーラー井口喜雄さんが参加!
井口喜雄さんは認定テクニカルアナリストで、1998年から金融機関でディーリング業務を行い、2009年からはトレイダーズ証券で同業務に従事。ファンダメンタルズとテクニカルの両方面での為替分析に精通しており、セミナーやマネー誌にも多数登場されています。
井口喜雄さんへの取材は、毎週・水曜日の昼過ぎに行い、当ブログでアップします。
お楽しみに♪
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それでは、2021年6月9日13時過ぎに井口喜雄さんに直接聞いた現在の相場観とFXトレード戦略をご覧下さい。
■□■6月9日(水)■井口喜雄氏の現在の相場観とFXトレード戦略
■現在の為替相場の傾向や相場観■
米ドル/円は109円ミドルで膠着状態となっている。先週4日(金)に発表された米雇用統計の悪化からドル売りが意識されるところだが、明日10日(木)の米消費者物価指数(以下CPI)では強い数字がでるのではと予測されているため、下値攻めもなかなか難しい展開。また、明日10日(木)にはECB、来週にもFOMCが控えており、確認しなければわからない事が多く、方向感は出しにくいだろう。
■現在の為替相場の戦略やスタンス■
米ドル/円は明日10日(木)の米CPI発表まで我慢が必要かもしれない。レンジは今週の高安から少し余裕をもって109.10~109.70円付近でうまく立ち回りたい。米CPIは数字次第だが、先月くらい良い数字であればシンプルに買っていきたい。来週FOMCを控えているので深追いはできないが、110円台はテストしてほしいところだ。一方ECBではパンデミック緊急購入プログラムの購入額を「縮小するのか、維持するのか」ということが焦点となる。足もとラガルドECB総裁の発言を見ると「インフレは一時的」「テーパリングは時期尚早」と述べているほか、ユーロ高にも懸念を表明しており、今回のECBでテーパリングについて踏み込む可能性は低いかもしれない。一部テーパリング期待も残っているだけにハト派的な内容であればユーロは下押しされるだろう。ただ、ハト派となった場合でも、テーパリング時期がスライドされただけであれば、継続的なユーロ売りには直結しないのではないだろうか。押し目があれば対円で拾ってみたい。
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