【FX突撃取材!】6月24日(水曜日)■井口喜雄氏の現在の相場観とFXトレード戦略
【FX突撃取材!企画】にトレイダーズ証券の為替ディーラー井口喜雄さんが参加!
井口喜雄さんは認定テクニカルアナリストで、1998年から金融機関でディーリング業務を行い、2009年からはトレイダーズ証券で同業務に従事。ファンダメンタルズとテクニカルの両方面での為替分析に精通しており、セミナーやマネー誌にも多数登場されています。
井口喜雄さんへの取材は、毎週・水曜日の昼過ぎに行い、当ブログでアップします。
お楽しみに♪
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それでは、2020年6月24日13時過ぎに井口喜雄さんに直接聞いた現在の相場観とFXトレード戦略をご覧下さい。
■□■6月24日(水)■井口喜雄氏の現在の相場観とFXトレード戦略
■現在の為替相場の傾向や相場観■
ヘッドラインに振らされる展開が続いている。昨日23日(火)は米中通商協議にてナバロ米大統領補佐官の「米中貿易合意は終わった」との発言から米ドル/円が急落したが、直後にトランプ米大統領が米中合意は損なわれていないとツイートすると下げ幅を回復しただけでなく、107円台まで上昇するなど荒い値動きとなった。株価を下げたくないトランプ氏が即火消しに走ったが、火のないところに煙は立たないだけに今後の発言には注視する必要があるだろう。また、昨日23日(火)の欧州時間にはソフトバンクグループが米Tモバイル株を売却すると発表。市場価格から算出した売却規模は約2兆2000億円となるため、ドル売り円買いフローが見込まれるとの思惑から米ドル/円は一時106.07円まで下値を拡大した。もっともソフトバンクのドル売り円買いについては既に実行済みの可能性もあり、積極的に売り進む材料とするのは少し危険かもしれない。
■現在の為替相場の戦略やスタンス■
米ドル/円はダウンサイドを意識したトレードになる。米国では引き続き新型コロナの感染拡大をコントロールできていないほか、混戦となった米大統領選挙も米ドル/円の上値を重くするだろう。ただし、ナスダックが史上最高値を更新するなど堅調な米国株が米ドル/円を支える可能性があるほか、106円前半はGPIFの買い観測もあるので突っ込みたくはないというのが正直なところ。チャートを見ると107円より上はしっかり押さえてくれそうな形をしており、昨日23日(火)夜は下げのピッチが速かったので速度調整による修正で戻るところがあればしっかりと売っていきたい。
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