【FX突撃取材!】10月10日(水曜日)■井口喜雄氏の現在の相場観とFXトレード戦略
【FX突撃取材!企画】にトレイダーズ証券の為替ディーラー井口喜雄さんが参加!
井口喜雄さんは認定テクニカルアナリストで、1998年から金融機関でディーリング業務を行い、2009年からはトレイダーズ証券で同業務に従事。ファンダメンタルズとテクニカルの両方面での為替分析に精通しており、セミナーやマネー誌にも多数登場されています。
井口喜雄さんへの取材は、毎週・水曜日の昼過ぎに行い、当ブログでアップします。
お楽しみに♪
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それでは、2018年10月10日13時過ぎに井口喜雄さんに直接聞いた現在の相場観とFXトレード戦略をご覧下さい。
■□■10月10日(水)■井口喜雄氏の現在の相場観とFXトレード戦略
■現在の為替相場の傾向や相場観■
トランプ米大統領が「FRBがやっていることは好きではない。インフレの問題はない」と発言したことから米ドル/円は112.87円付近まで下落している。また、米議会中間選挙を間近に控えていることでトランプ節が加速することも懸念材料となる。さらに波乱材料としてイタリアの来年度予算案の行方、英国のブレグジット交渉などニュースヘッドラインには引き続き警戒が必要だろう。
■現在の為替相場の戦略やスタンス■
米議会中間選挙を控えて下院では民主党優勢との報道も増えている。こうなるとトランプ米大統領の保護主義発言が加速する可能性は否定できない。また、来週にも米財務省が提出する為替政策報告書で中国が為替操作国と認定する可能性もあり、米中貿易戦争がさらに拡大すれは米ドル/円にとってはネガティブな材料となる。とはいえ、米ファンダメンタルは盤石であり、米国の独り勝ち時代であることは疑いようもなく、さすがに米ドル/円がこのまま下げ続けていくとは思えない。短期的には明日11日(木)のNYカットオプション113.00円を中心にレンジを想定している。一方、ポンドはブレグジット関連が引き続き波乱材料となる。昨日9日(火)、「EUと英国は15日(月)までに離脱条件が決着する可能性」との報道からポンドが買われる形となったが、この2週間ほど報道によって一進一退の状況が続いており、まったく先が読めない状況だ。どのようなブレグジットになるかはわからないが15日(月)との期限が出てきたことでどちらにしても急展開があり、マーケットは都度振らされるだろう。ポンドのチャートを見ると対円対ドルともに8月半ばから買戻しが優勢となっており、仮にノーディール(合意なき離脱)となった場合のダウンサイドは相当深くなると考えておくべきだ。
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<英ポンド/米ドル 日足チャート>
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