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今週も先週に引き続き、大学生fxさんについてです。

⇒大学生fxさん(その1)20歳・FX2年目で＋1600万円
⇒大学生fxさん(その2)勝てるようになった「ひと言」
⇒大学生fxさん(その3)仲値が勝ち始めるきっかけに
⇒大学生fxさん(その4)1台のノートPCでも勝てる

■「すぐ伸びるところ」と仲値の気づき

FXコレクティブでジュンさんから聞いた「エントリーは入ってすぐ伸びるところ」との言葉は大学生fxさんの視界をクリアにしてくれた。

「それまでもYouTubeでナナキさんなどのFX配信を見ていたのですが、自分の理解力が足りず『なぜ今エントリーしたのだろう？』とわからなかったんです。でもジュンさんの言葉があって学ぶところが明確になりました」

とくに参考になったのは、はんさんのFX配信だったという。

「はんさんのエントリーは『キリ番』（末尾が「.00」や「.50」などキリのいいレート）や高値・安値などの『すぐ伸びるところ』を狙っていて、当時の自分でも意図が理解しやすかったんです」

■仲値の攻防を得意パターンにする

FX配信も参考にしながらトレードを続け、得意パターンとなったのが仲値だった。9時55分の仲値を挟んだ数分間、米ドル/円は大きく動きやすい。スキャルピングのチャンスとなる時間だ。

「仲値の攻防を見ていると『入ってすぐに大きく伸びるところ』がありました。そんな場面では多少スプレッドが広がっても積極的にトレードしています。当時から損切りはできていたので、エントリーの場所がわかり、利益を伸ばせるようになると必然的に勝てるようになっていきました」

初心者が苦戦しがちな損切りだが「性格的にチキン。含み損を見たら怖くてすぐに切ってしまう」タイプだっため、コツコツドカンの失敗パターンに陥ることもなかったという。

■42％の低い勝率を利幅でカバーする

ジュンさんに会ったのが2023年3月、先輩たちの配信を見ながら「入ってすぐに伸びるところ」を探し、5月には仲値を中心に狙って安定して勝てるようになった。7月には利益が300万円を超え、9月には累計利益が1000万円へ達した。

「勝率は低いです。メイン口座の勝率は42％。損切りが早いため勝率は低いですが、伸ばせるときは伸ばすようにしています。タイプでいえばナナキさんです」

ナナキさんも勝率の低さをペイオフレシオ（平均利益と平均損失の比率）の高さで補って利益を残していくトレーダー。同じようなトレードとなったのはナナキさんのFX配信を見ていた影響もあるのだろうか。


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■言語化しにくいエントリー

「ナナキさんはキリ番や高値・安値だけでなく、押し目買いや逆張りなど言語化しにくい場面でもエントリーするので、最初は意図が理解できませんでした。ただ、7月になって1発注100万通貨でトレードできるようになったくらいからは『わかる！』と思えるようになりました」

1発注で100万通貨が発注できるだけの資金ができたころ、購入したのがデスクトップのパソコンだ。それまで大学生fxさんの取引環境は1台のノートパソコン。それも中学生時代に購入した旧型のパソコンだった。その環境でどう戦ったのだろう。

大学生fxさん(その4)へ続く。

大学生fxさんのコラムは全4回となっています。
⇒大学生fxさん(その1)20歳・FX2年目で＋1600万円
⇒大学生fxさん(その2)勝てるようになった「ひと言」
⇒大学生fxさん(その3)仲値が勝ち始めるきっかけに
⇒大学生fxさん(その4)1台のノートPCでも勝てる

【プロフィール】
大学生fxさん
大学へ入学した直後の2022年にFXを始める。1年目は迷走し約40万円を失うも投資スタイルをスキャルピングに定めた2023年春から収支は好転。大学での勉強とトレードを両立させながら12月上旬までに約1600万円を稼ぐ。中学生時代から使うノートパソコンが今もトレードのメインマシン。2024年には就職活動も始める予定。