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今週も先週に引き続き、JINさんについてです。

⇒JINさん(その1)大手まとめサイト管理人が登場！
⇒JINさん(その2)２年で5000万円の利益も...
⇒JINさん(その3)ファンダで相場観を形成
⇒JINさん(その4)生き残るための資金管理術

■一日中ニュースを読んでいる

YouTubeへの投稿動画では、ファンダメンタルズをわかりやすく解説してくれるJINさん。どんな方法論でトレードしているのだろうか。

「まとめサイトを運営しているくらいなので、もともとニュースを読むのは好きなんです。ロイターやブルームバーグ、日経新聞からFX会社で読めるニュース、それにTwitterやYouTube――家に終日いることが多いのでニュースは片っ端から読んで、整理し、自分なりにこうなるだろうという相場観を組み立て、それに沿ってトレードしています」

ファンダをもとに中期的なポジションを持つが、そこにデイトレード的な短期売買も組み合わせていくのがJINさんのやり方だ。

■時間の意識とオアンダのオーダー情報

「FXの勉強を初めてすぐのころに読んだのが田畑昇人さんの書籍でした。その影響もあり、時間帯も強く意識しています。ニューヨーク市場が始まる直前なら『ロンドンまでの流れが変わるかも知れない』と考えて指値の位置を変更したり、利益確定を考えたりと」

時間への強い意識を感じさせるのがトレードルームに置かれた２つの時計。それぞれロンドンとニューヨークの時間に合わせてある。それに加え、同じく田畑昇人さんの書籍から学んだ時間帯ごとに順バリ、逆バリのどちらが有効かを示した図も手元に置かれている。


※クリックで拡大します

■「ナンピンは１日３回まで」のルール

「トレードルームのモニターは６枚。それに加えてリビングでもトレードできるよう、モニターを３枚置いています。為替とダウ平均や日経平均などの株価指数を表示させ、相場観に沿って、狙っている銘柄が下がっていればナンピンしていきます。エントリーは株価指数であれば今よりも下にある移動平均線を参考にしますし、為替であればオアンダのオーダー情報を見て、オーダーのたまった位置が目安です」

慎重にナンピンしながら買い下がっていき、反転してきたら利益確定の準備を始める。

「大きなポジションをずっと持っているのはリスクも高い。プラテンしたら早めに利益確定しますし、買っても買っても下がるようなら、その日は様子見。無限ナンピンしないよう『ナンピンは１日３回まで』が自分のルールです。下げがキツイときは３回買っていなくても様子を見ることもあります」

■「まずは生き残れ」の教訓

無計画、無制限なナンピンではなく、計画的に回数を決めているのがJINさんの特徴だ。

「ジョージ・ソロスが『まずは生き残れ、儲けるのはそれからだ』と言っていたそうです。この言葉を聞いてから、生き残ることを最優先に考えるようになりました。トレードを初めて２年目までは常時300枚のポジションを抱えていたり、リスクの高いことをやっていましたから」

生き残ることを優先するようになったJINさん。資金管理についても一家言持っているのだが、それについては次回聞いていこう。

JINさん(その4)へ続く。

JINさんのコラムは全4回となっています。
⇒JINさん(その1)大手まとめサイト管理人が登場！
⇒JINさん(その2)２年で5000万円の利益も...
⇒JINさん(その3)ファンダで相場観を形成
⇒JINさん(その4)生き残るための資金管理術

【プロフィール】
JINさん
大手まとめサイト「オレ的ゲーム速報＠刃」管理人。2016年より本格的にFXを開始し1000万円の利益をあげる。CFDにも手を広げた2017年は4000万円を稼ぐも2018年はVIXショックやトルコリラ暴落、世界同時株安などで手痛い打撃も受ける。トレードの損益状況や戦略を解説するYouTubeチャンネル「オレ的ゲーム速報JIN FX投資部」の登録者数は８万人を超える