【FXライター高城のFXで稼ぐ方法は勝者に訊け!】C絵筆さん(その2)為替変動リスクを抑え、スワップをもらう

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今週も先週に引き続き、C絵筆さんについてです。
⇒C絵筆さん(その1)運用のプロがスワップ派になった理由
⇒C絵筆さん(その2)為替変動リスクを抑え、スワップをもらう
■「どう考えても勝てる」状態だった
トルコリラからほどなくして手を出したのがハンガリーフォリント/円だった。ハンガリーの政策金利は5.5%。魅力的な金利水準ではあるが、メキシコペソや南アランドはさらに高金利。なぜハンガリーだったのだろうか。
「GMOクリック証券が金利差を超えるスワップを付与していたからです。金利差から想定される金額の4倍の年率20%ほどでした。どう考えても勝てる、という水準です」
C絵筆さんが重視する指標が「シャープレシオ」。スワップの年利回りを年間ボラティリティで割った比率をC絵筆さんは利用する。シャープレシオが高いほど、効率がいい投資ということになる。
「GMOクリック証券のスワップで計算したシャープレシオは、メキシコペソ/円が0.5なのに対してハンガリーフォリント/円は2近くありました。メキシコペソよりも4倍も効率よく投資できる、ということになります。シャープレシオが高ければ、ポジションを増やしやすくもなります」
■FX会社での勤務経験で知った「社風」
GMOクリック証券はなぜ「どう考えても勝てる」ほど高いスワップを支払っていたのか、その理由をC絵筆さんはこう推測する。
「ハンガリーフォリントを取引する人が非常に少なかったため高いスワップを払っても影響が小さかったことに加え、『社風』もあると思います。GMOクリック証券は顧客還元のカルチャーが浸透している。利益が出たらスプレッドやスワップで顧客に還元する会社です。ハンガリーフォリントの高スワップも、そうした社風のおかげだろうと思いました」
C絵筆さんはFX会社に勤務した経験もある。そのときに各社の社風や営業スタイルを把握していたという。
ただ、スワップの金額は日々変動する。一時的にスワップを増額し、利用者が増えたところで減額する会社もあるが......。
■「ハラキリスワップ」が続くはず
「GMOクリック証券の特徴は『一度決めたスワップはあまり変えない』。ハンガリーフォリントのスワップは自社が赤字になる『ハラキリスワップ』でしたが、社風やそれまでのやり方から、すぐに減額することはないだろうと思っていました」
FX会社での勤務経験を活かした分析だったわけだが、C絵筆さんはマーケット部門での長い経験もスワップ運用に持ち込んでいく。
そのひとつが、相関を利用したリスクヘッジ。ハンガリーフォリント/円のロングだけでは為替変動リスクが大きい。
「同時にユーロ/円のショートを持ちました。円だけで見ると買いと売りで相殺され円の変動リスクがほぼゼロになります。ヘッジの通貨ペアにユーロを選んだのはハンガリーフォリントの『通貨管理制度』が理由でした」
ハンガリーがどのように通貨を管理し、その特徴を運用にどう活用したか、次回聞いていこう。
C絵筆さん(その3)へ続く。
C絵筆さんのコラムは全4回となっています。
⇒C絵筆さん(その1)運用のプロがスワップ派になった理由
⇒C絵筆さん(その2)為替変動リスクを抑え、スワップをもらう
⇒C絵筆さん(その3)10/23(金)公開予定!
⇒C絵筆さん(その4)10/30(金)公開予定!
【プロフィール】
C絵筆( @sujinikuchan )さん
投資家。金融機関のマーケット部門で長年の経験を積む。FX会社での勤務経験も。現在はお小遣い稼ぎの一環として、プロの現場で培った知見を持ち込んだ「多通貨スワップ戦略」を実践。リスクを低減させながらスワップ収益を最大化させる手法で、直近1年のパフォーマンスは170%。ブログでは多通貨スワップ戦略を実践するためのExcelシートを無料で配布中。