【FX突撃取材!】12月10日(木曜日)■神田卓也氏の現在の相場観とFXトレード戦略
【FX突撃取材!企画】に外為どっとコムのセミナーでお馴染み神田卓也さんが参加!
神田卓也さんは、外為どっとコム総合研究所の取締役調査部長上席研究員。外為どっとコム総合研究所のレポートや、動画、ツイッターで有益な為替情報を配信されています。
その神田卓也さんから、毎週木曜日に最新の相場観と戦略を聞ける事になりました!!
毎週・木曜日の午後から夕方までの間に羊飼いのFXブログでアップしますので、お楽しみに♪
それでは、 2020年12月10日11時時点に神田卓也さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。
■□■12月10日(木)■神田卓也氏の現在の相場観とFXトレード戦略
■現在の為替相場の傾向や相場観■
足元の米ドル/円相場は104円台前半で推移している。昨日9日(水)の海外市場では104.41円前後まで上昇する場面もあったが、本日10日(木)の欧州中銀(ECB)理事会を前にしたポ
ジション調整的なドル買い戻しの動きによるもので、米ドル/円上昇の原動力としてはやや力不足だった。本日10日(木)朝もポンド安主導のドル高で底堅く推移しているが、104円台前半の壁を抜けきれていない。欧州通貨が主役の相場展開では、ドルと円はいずれも脇役のため、米ドル/円の動きは限られてしまうようだ。本日10日(木)も市場の関心はECBの金融政策発表に集まっており、ユーロが主役の相場展開となる公算が大きい。米ドル/円は104円台前半を中心とする小動きが続きそうだ。
■現在の為替相場の戦略やスタンス■
ユーロについては、ECBの金融政策発表後に乱高下する可能性があるため注意が必要だろう。市場は追加緩和を確実視しており、パンデミック緊急プログラム(PEPP)による資産買い入れを5000億ユーロ程度増額するとともに、買い入れ期間を半年あるいは1年延長する事などを見込んでいる。また、ラガルドECB総裁がデフレ懸念を強めかねないユーロ高を強くけん制するとの観測も根強い。緩和の規模や期間、総裁発言の内容などを巡り不確定要素が多い上に、織り込み済みの追加緩和に対する「材料出尽くし」への警戒感もくすぶっている。市場の注目度が極めて高いイベントだけに、参加者の様々な思惑がぶつかり合う格好で売買が交錯すると見られ、ユーロは一筋縄では行かない値動きとなる公算が大きい。
<米ドル/円 日足チャート>
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