【FX突撃取材!】6月16日(木曜日)■神田卓也氏の現在の相場観とFXトレード戦略
【FX突撃取材!企画】に外為どっとコムのセミナーでお馴染み神田卓也さんが参加!
神田卓也さんは、外為どっとコム総合研究所の取締役調査部長上席研究員。外為どっとコム総合研究所のレポートや、動画、ツイッターで有益な為替情報を配信されています。
その神田卓也さんから、毎週木曜日に最新の相場観と戦略を聞ける事になりました!!
毎週・木曜日の午後から夕方までの間に羊飼いのFXブログでアップしますので、お楽しみに♪
それでは、 2022年6月16日11時時点に神田卓也さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。
■□■6月16日(木)■神田卓也氏の現在の相場観とFXトレード戦略
■現在の為替相場の傾向や相場観■
FOMCは本日16日(木)日本時間未明、通例の利上げ幅の3倍にあたる75bp(0.75%)の超大幅利上げを発表。声明では「継続的な利上げが適切になると予想する」として「委員会はインフレを2%の目標に戻すことに強くコミットする」と表明した。ただ、パウエルFRB議長はその後「0.75%の利上げが普通になるとは予想していない」「我々はリセッションを引き起こそうとしているわけではない」などと、いくぶんハト派的なニュアンスの会見を行った。これを受けて米債利回りが急低下すると、ドルは出尽くし売りも相まって大幅に下落。米ドル/円は早朝に付けた24年ぶり高値の135.58円前後から2円超下げて133.49円前後まで軟化した。もっとも、FOMCは今回の見通しアップデートで成長率予測を引き下げた一方、インフレ予測を引き上げている。その上2024年末には政策金利が現在より2%以上高い3.8%まで引き上げられるとの予測を示した。パウエルFRB議長のいくぶんハト派的な会見とは裏腹にFRBがタカ派スタンスを強めたことは明らかだろう。
■現在の為替相場の戦略やスタンス■
FRBの一方で日銀は昨日15日(水)、海外勢の債券先物売りに対して真っ向から買い向かう姿勢を強調。国債買い入れオペを連発して長期金利の上昇を抑え込む姿勢を鮮明にしている。本日16日(木)から明日17日(金)にかけて行われる金融政策決定会合でも「強力な金融緩和を粘り強く続ける」方針を改めて表明する可能性が高い。これまで米ドル/円相場の上昇をリードしてきた「日米金融政策の方向性違い」というテーマは不変であろう。FOMC後の米債利回り低下を伴ったドルの調整は早晩収束すると見ており、米ドル/円は日銀金融政策決定会合後に上昇トレンドが再開する可能性が高いと考えている。テクニカル的には、先週9日以降の下値支持である133円台前半を維持できるかがポイントとなるが、これについても維持する可能性が高いと見ている。
<米ドル/円 日足チャート>
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