【FX突撃取材!】2月8日(水曜日)■井口喜雄氏の現在の相場観とFXトレード戦略
【FX突撃取材!企画】にトレイダーズ証券の為替ディーラー井口喜雄さんが参加!
井口喜雄さんは認定テクニカルアナリストで、1998年から金融機関でディーリング業務を行い、2009年からはトレイダーズ証券で同業務に従事。ファンダメンタルズとテクニカルの両方面での為替分析に精通しており、セミナーやマネー誌にも多数登場されています。
井口喜雄さんへの取材は、毎週・水曜日の昼過ぎに行い、当ブログでアップします。
お楽しみに♪
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それでは、2023年2月8日13時過ぎに井口喜雄さんに直接聞いた現在の相場観とFXトレード戦略をご覧下さい。
■□■2月8日(水)■井口喜雄氏の現在の相場観とFXトレード戦略
■現在の為替相場の傾向や相場観■
昨日7日(火)はパウエルFRB議長の発言に注目が集まったが、前回のFOMCと内容に変化がなく、堅調な米雇用を背景にタカ派化すると言われていた分、米ドル/円は下落して週明けの窓埋めも達成。本日8日(水)日本時間夜に、FRBボードメンバーのウィリアムズNY連銀総裁、バーFRB副議長、ウォラーFRB理事の発言が予定されているので、方向性のヒントを探っていきたい。一方、日銀総裁人事も緊張感が高まる。日経新聞の報道では(黒田総裁に最も近い)雨宮氏へ政府から打診があったといわれており、円安に振れているが、政府関係者はそろって否定している。日銀総裁人事は、正式に決まるまでヘッドラインに振り回されるのを覚悟しながらとなるだろう。
■現在の為替相場の戦略やスタンス■
足元の堅調な米雇用統計や、ボードメンバーの発言からFRBは年内あと2回の利上げがメインシナリオに見える。であれば今後のデータ次第にはなるが、ドルの上値余地はまだあるだろう。日銀総裁人事では政府関係者が雨宮氏への打診を否定しているものの、現時点で本命であることは間違いない。このタイミングで名前が出たということは、マーケットインパクトを抑えるために雨宮氏を織り込みにいったと考えるほうが合理的ではないだろうか。雨宮氏で調整が進む場合は、織り込みも始まっていることから大きなボラティリティは生まれにくいと考えるが、伸び代はまだある。ヘッドライン相場なので報道によって乱高下する可能性が高いが、下がったところがあれば拾っていきたい。もっとも中曽氏や山口氏といったタカ派で調整となれば、ハト派ムードが漂っていることもあり、円高に吹っ飛ぶだろう。最もタカ派の山口氏であれば、300~400pips程度は円高に飛んでもおかしくはない。仮に米ドル/円ロングのオペレーションであっても、ストップはタイト目に入れておきたい。
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