【FX突撃取材!】10月5日(水曜日)■井口喜雄氏の現在の相場観とFXトレード戦略
【FX突撃取材!企画】にトレイダーズ証券の為替ディーラー井口喜雄さんが参加!
井口喜雄さんは認定テクニカルアナリストで、1998年から金融機関でディーリング業務を行い、2009年からはトレイダーズ証券で同業務に従事。ファンダメンタルズとテクニカルの両方面での為替分析に精通しており、セミナーやマネー誌にも多数登場されています。
井口喜雄さんへの取材は、毎週・水曜日の昼過ぎに行い、当ブログでアップします。
お楽しみに♪
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それでは、2022年10月5日12時過ぎに井口喜雄さんに直接聞いた現在の相場観とFXトレード戦略をご覧下さい。
■□■10月5日(水)■井口喜雄氏の現在の相場観とFXトレード戦略
■現在の為替相場の傾向や相場観■
ドルは調整局面で上値が重い。一昨日3日(月)に発表された米ISM製造業が2年4カ月ぶりの低水準となったほか、昨日4日(火)の米雇用動態調査(JOLTS)でも求人件数が大きく減少したことが要因だ。本来、弱い米経済指標はリスクオフ材料だが、今のマーケットは悪材料に対してはFRBが利上げペースを落とすとの解釈からリスクオンとなり、株高、ドル安にもつながっている。リスクオンがドルの逆風となるなか、ユーロ/米ドルや英ポンド/米ドルはもう一段の調整はあるのかもしれない。一方、米ドル/円は引き続き介入への催促相場となっており、145円ラインは神経質な展開だ。また、本邦為替介入については、週末7日(金)に外貨準備状況が更新される。8月末時点の外貨準備残高と比較し、証券売却などで外貨預金増加であれば、今後さらなる介入、実弾増加から警戒感が強まる可能性もあるので注目したい。
■現在の為替相場の戦略やスタンス■
一旦のドル高調整局面ながら、FRBがインフレ抑制を至上命題としている以上は、利上げペース減速観測は時期尚早だろう。株がいいところまで下がったので押し目を拾いたいプレイヤーが都合のいい解釈をしているようにも思える。脆弱な欧州経済や、混迷する英政局を見る限り、ユーロ/米ドルや英ポンド/米ドルが再び下がり始めれば追随したい。米ドル/円も145円付近では叩き落されるので早めの利食いになってしまうが、大きく下がったところを拾っていくオペレーションはもう少し継続できるのではないだろうか。ただし、週末7日(金)の米雇用統計の結果次第で流れが変化する可能性があり、留意しておきたい。
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