【FX突撃取材!】6月8日(水曜日)■井口喜雄氏の現在の相場観とFXトレード戦略
【FX突撃取材!企画】にトレイダーズ証券の為替ディーラー井口喜雄さんが参加!
井口喜雄さんは認定テクニカルアナリストで、1998年から金融機関でディーリング業務を行い、2009年からはトレイダーズ証券で同業務に従事。ファンダメンタルズとテクニカルの両方面での為替分析に精通しており、セミナーやマネー誌にも多数登場されています。
井口喜雄さんへの取材は、毎週・水曜日の昼過ぎに行い、当ブログでアップします。
お楽しみに♪
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それでは、2022年6月8日13時過ぎに井口喜雄さんに直接聞いた現在の相場観とFXトレード戦略をご覧下さい。
■□■6月8日(水)■井口喜雄氏の現在の相場観とFXトレード戦略
■現在の為替相場の傾向や相場観■
あしもとでは円が速いペースで売られている中、昨日7日(火)黒田日銀総裁が「強力な金融緩和を粘り強く続ける」とこれまで通りの発言を繰り返したことが円売りに拍車をかけ、米ドル/円は133円台まで上昇した。来週にかけて発表される主要国の政策金利ラッシュでは、多くの国で金融引締め方向のアナウンスが予定されている。主要国の中ですでに利上げに舵を取っているFRB、RBAは0.5%の利上げ、比較的ハト派な政策を続けてきたECBも7月に利上げが決定される見通しだ。日銀の金融政策だけが真逆を向いているだけに、積極的な円売りは正当化されやすいだろう。
■現在の為替相場の戦略やスタンス■
米ドル/円は5月末から短期間に約6円も上昇しており、割高感は拭えないが、黒田日銀総裁が、頑なに金融緩和にこだわるのであれば来週17日(金)の日銀政策決定会合まではこの材料を追いかける形になる。もちろんリバウンド狙いの売りに魅力もあり、オペレーションとしてできなくはないが、テクニカル的な反発に留まる可能性が高く、トレードは短期にとどめておきたい。根っこは日銀の金融政策にあり、口先介入や、リスクオフの円高局面はやはり買い場だろう。また、明日9日(木)にはECBの政策金利発表が控えている。今月は政策金利据え置きが予想されているが、7月には11年ぶりの利上げが予想されているため、その後の利上げペースについてのアナウンスは注目度が高い。ECBは主要国の中で比較的ハト派と考えられていたため、金融政策の転換点となればユーロ買いのチャンスがあるかもしれない。
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