【FX突撃取材!】5月18日(水曜日)■井口喜雄氏の現在の相場観とFXトレード戦略
【FX突撃取材!企画】にトレイダーズ証券の為替ディーラー井口喜雄さんが参加!
井口喜雄さんは認定テクニカルアナリストで、1998年から金融機関でディーリング業務を行い、2009年からはトレイダーズ証券で同業務に従事。ファンダメンタルズとテクニカルの両方面での為替分析に精通しており、セミナーやマネー誌にも多数登場されています。
井口喜雄さんへの取材は、毎週・水曜日の昼過ぎに行い、当ブログでアップします。
お楽しみに♪
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それでは、2022年5月18日13時過ぎに井口喜雄さんに直接聞いた現在の相場観とFXトレード戦略をご覧下さい。
■□■5月18日(水)■井口喜雄氏の現在の相場観とFXトレード戦略
■現在の為替相場の傾向や相場観■
昨日17日(火)にはパウエルFRB議長が会見を行い「経済が予測通りに動けば、50bp(0.5%)が選択肢に」「必要なら中立水準超える利上げを躊躇しない」と発言し、改めてFRBのタカ派スタンスを確認することとなった。インフレを最優先としているので、当面は米国経済の先行き不透明感が意識された神経質な動きとなりそうだ。不安定な米経済によるリスクセンチメントの変化に円の値動きが活発化しており、米ドル/円、クロス円はボラティリティが高まっている。
■現在の為替相場の戦略やスタンス■
あしもとでワークしなかったリスクオフの円買いが復活しているほか、ユーロも複数のECBメンバーから早期利上げの声が上がっている。中国上海のロックダウンも6月から企業の生産活動と市民生活の正常化を発表するなど出口が見えつつあり、豪ドルにも反発の可能性がある。マーケットはこれまでのようなドル1強ではなくなっており、米ドル/円も米金利上昇のドル買いと、米国株が沈むとリスクオフの円買いがぶつかり、トレンドが出にくい状況だ。ボラティリティは高いので大きめのレンジ127.50~131.00円を設定して状況に合わせてトレードしていきたい。また、今週末20日(金)には日本の消費者物価指数(CPI)を控えている。市場予想では前年同月比2.5%、日銀が目標とするコアCPIが2.0%といずれも大幅な上昇が見込まれる。目立ったブレがなければ反応は限られそうだが、仮に予想上振れとなれば、にわかに期待されている日銀の金融緩和修正への思惑から円買いで反応するケースも想定したい。
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