【FX突撃取材!】2月9日(水曜日)■井口喜雄氏の現在の相場観とFXトレード戦略
【FX突撃取材!企画】にトレイダーズ証券の為替ディーラー井口喜雄さんが参加!
井口喜雄さんは認定テクニカルアナリストで、1998年から金融機関でディーリング業務を行い、2009年からはトレイダーズ証券で同業務に従事。ファンダメンタルズとテクニカルの両方面での為替分析に精通しており、セミナーやマネー誌にも多数登場されています。
井口喜雄さんへの取材は、毎週・水曜日の昼過ぎに行い、当ブログでアップします。
お楽しみに♪
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それでは、2022年2月9日13時過ぎに井口喜雄さんに直接聞いた現在の相場観とFXトレード戦略をご覧下さい。
■□■2月9日(水)■井口喜雄氏の現在の相場観とFXトレード戦略
■現在の為替相場の傾向や相場観■
先週末4日(金)の米雇用統計は非農業部門雇用者数が前月比46.7万人増と予想を大幅に上回ったほか、平均時給も予想を上回るなど文句なしの結果となった。力強い米雇用指標の結果を受けて米10年債利回りも2%台に迫るなど、米国が引締め加速を正当化する材料は十分。明日発表される消費者物価指数(CPI)がポジティブだと3月FOMCで50ベーシスポイント(1bp=0.01%)の利上げや年内7回の利上げといった声が再度聞こえてきそうだ。また、BOEは2会合連続利上げを実施し、ECBも物価上昇を背景にタカ派へと方針転換している。先進国が利上げに向かう中、日銀だけが取り残されており、金利環境からは円買いが出にくいだろう。
■現在の為替相場の戦略やスタンス■
日米欧の金融政策だけで見れば米ドル/円、ユーロ/円のロングがシンプルで合理的に思える。仮に明日10日(木)のCPIがポジティブであれば、米ドル/円は年初来高値の116.34円が視野に入ってきそうだ。ただ、素直に上がってくれればいいが、米引き締めに米ドル/円の反応が良いとはいえず、ややオールドニュース化されているようにも感じる。底堅いとは思うので安値は拾っていきたいが、高いレベルでの上値追いは少し慎重にしたい。また、米引き締め加速は株価にとってはネガティブなほか、ウクライナ情勢次第ではリスクオフのマーケットにも対応しなくてはならない。横目で米国株を見ながら米ドル/円、クロス円はいつでもショート側に回れる準備はしておきたい。
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