【FX突撃取材!】4月14日(水曜日)■井口喜雄氏の現在の相場観とFXトレード戦略
【FX突撃取材!企画】にトレイダーズ証券の為替ディーラー井口喜雄さんが参加!
井口喜雄さんは認定テクニカルアナリストで、1998年から金融機関でディーリング業務を行い、2009年からはトレイダーズ証券で同業務に従事。ファンダメンタルズとテクニカルの両方面での為替分析に精通しており、セミナーやマネー誌にも多数登場されています。
井口喜雄さんへの取材は、毎週・水曜日の昼過ぎに行い、当ブログでアップします。
お楽しみに♪
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それでは、2021年4月14日13時過ぎに井口喜雄さんに直接聞いた現在の相場観とFXトレード戦略をご覧下さい。
■□■4月14日(水)■井口喜雄氏の現在の相場観とFXトレード戦略
■現在の為替相場の傾向や相場観■
米長期金利主導のマーケットが続いている。昨日13日(火)日本時間夜の米30年債入札も好調だったことで米10年債利回りが1.61%台まで低下するとドルは全面安の展開となり、米ドル/円も109円台を割れるまで下値を拡大している。今月発表された米経済指標を見ると米雇用統計をはじめ、米ISM非製造業総合景況指数、米消費者物価指数など好調な米経済を確認できるが、この結果で米長期金利が上昇してこないとなるとドルロング攻めは難しいか。また、あしもとではロンドン市場やNY市場の入り口でドル売りの大きなフローが散見しており、欧米勢のポジション調整も気になるところ。そのほか本日14日(水)の材料ではラガルドECB総裁、デギンドスECB副総裁が講演を予定しているほか、パウエルFRB議長、クラリダFRB副議長、NY連銀総裁、アトランタ連銀総裁と、今年のFOMC投票メンバーも講演を控えている。さらには米金融大手のJPモルガンチェース、ゴールドマンサックス、ウェルスファーゴの決算発表もチェックしておきたいポイントだ。
■現在の為替相場の戦略やスタンス■
米長期金利の上値が重いほか、ドル高の調整色も強くなっており、米ドル/円をロングで攻めるにしても、本格的に勝負するのは今ではないのかもしれない。チャートを見ると節目の109円がブレイクされており、短期的には先月3月にもみ合っていた108円ミドルを狙う動きだろう。108.30円から下を抜けるようだとこれといったサポートもなく、もう一段下のレンジ入りとなりそうだ。
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<米ドル/円 日足チャート>
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