【FX突撃取材!】9月16日(水曜日)■井口喜雄氏の現在の相場観とFXトレード戦略
【FX突撃取材!企画】にトレイダーズ証券の為替ディーラー井口喜雄さんが参加!
井口喜雄さんは認定テクニカルアナリストで、1998年から金融機関でディーリング業務を行い、2009年からはトレイダーズ証券で同業務に従事。ファンダメンタルズとテクニカルの両方面での為替分析に精通しており、セミナーやマネー誌にも多数登場されています。
井口喜雄さんへの取材は、毎週・水曜日の昼過ぎに行い、当ブログでアップします。
お楽しみに♪
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それでは、2020年9月16日13時過ぎに井口喜雄さんに直接聞いた現在の相場観とFXトレード戦略をご覧下さい。
■□■9月16日(水)■井口喜雄氏の現在の相場観とFXトレード戦略
■現在の為替相場の傾向や相場観■
本日16日(水)から明日17日(木)にかけて、米小売売上高、FOMC政策金利、日銀金融政策決定会合、BOE政策金利とビックイベントが続く。特に注目のFOMCは明日17日(木)日本時間未明、午前3時00分に政策金利発表、午前3時30分にパウエルFRB議長の定例記者会見が予定されており、ドットチャート(金利見通し)やフォワード・ガイダンス(政策見通し)がポイントになるだろう。ただし、8月のジャクソンホール会合でパウエルFRB議長が長期間のゼロ金利政策を既に公表しているだけに新しい材料がないと、ドルはそれほど動かない可能性もある。一方でポンドは神経質な展開が続いている。英議会では「国内市場法案」が可決される見通しが高まっており、合意なき離脱へのリスクが無視できない状況だ。今のところEU側は具体的な対応について明言をしていないが、来週行われる英議会の採決にむけて、英、EU高官の発言には十分な警戒をしておきたい。
■現在の為替相場の戦略やスタンス■
米ドル/円は心理的な節目である105円の攻防となる。105円は1カ月以上続いているレンジの下限でもあり、勢いよく走ると切らされるが、手前では何度か買える局面があるかもしれない。また、FOMCは8月のジャクソンホールを織り込んでおり、予想以上にハト派にならなければドルが買い戻される展開も考えておきたい。ポンドはヘッドライン相場だが、本当に「合意なし」の離脱に進むなら英ポンド/米ドルは瞬間1.2000ドルを割れ、対円も130円を割れてくる可能性があるだろう。一方で合意に向けてポジティブなニュースが流れれば今月に入って下落した500ポイント程度は一気に巻き戻されるだろう。ブレグジットの結末はわからないものの、間違いなくボラティリティは上昇するので、短期売買に徹するか、ポジションサイズを縮小して参戦したい。
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