【FX突撃取材!】12月11日(水曜日)■井口喜雄氏の現在の相場観とFXトレード戦略
【FX突撃取材!企画】にトレイダーズ証券の為替ディーラー井口喜雄さんが参加!
井口喜雄さんは認定テクニカルアナリストで、1998年から金融機関でディーリング業務を行い、2009年からはトレイダーズ証券で同業務に従事。ファンダメンタルズとテクニカルの両方面での為替分析に精通しており、セミナーやマネー誌にも多数登場されています。
井口喜雄さんへの取材は、毎週・水曜日の昼過ぎに行い、当ブログでアップします。
お楽しみに♪
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それでは、2019年12月11日12時過ぎに井口喜雄さんに直接聞いた現在の相場観とFXトレード戦略をご覧下さい。
■□■12月11日(水)■井口喜雄氏の現在の相場観とFXトレード戦略
■現在の為替相場の傾向や相場観■
明日12日(木)に日付が変わった日本時間早朝4時00分にFOMCがある。今週はそれに始まり、ECBに13日(金)の英総選挙、さらには15日(日)に発動期限を迎える対中報復関税第4段とリスクイベントを控えて神経質な展開だ。
■現在の為替相場の戦略やスタンス■
戦略としてはリスクイベントを控えているため、結果次第でどちらにでも動けるようにポジションはスクエアにして柔軟スタンスで臨みたい。まず、FOMCだが、金融政策は据え置きが確実視されており、注目は金利見通しを示す「ドットプロット」だ。前回の発表時点で来年の金利見通しの中心値は追加利下げなしだったが、FOMCメンバーの見通しは分かれており、中心値が利下げに傾くようであれば、米長期金利の低下からドル売りが強まる場面が考えられる。また、パウエルFRB議長の記者会見も同様に来年の追加利下げが示唆されるか否かだろう。一方、現地時間明日12日(木)に実施される英総選挙は再び不透明感が漂っている。本日11日(水)朝に発表されたユーガブの世論調査では保守党が前回調査の359議席から339議席と20議席減少しており、確実視されていた過半数の320議席獲得には疑問が残る結果となっている。保守党が過半数を獲得するにしても薄氷の勝利ではマーケットの織り込み具合を考えるとセル・ザ・ファクト的な値動きも予想される。また、テールリスクはダウンサイドにあり、今回の選挙でハング・パーラメント(どの政党も過半数を獲得していない状態)となれば英ポンド/米ドルなどで、300~400pips程度の下落があることも頭の片隅には入れておきたい。最後に15日(日)が期限の対中制裁関税第4弾だが、ヘッドラインが二転三転しており、予断を許さない展開だ。マーケットのコンセンサスは対中制裁関税「発動延期」のようなので英選挙同様にテールリスクはダウンサイドになる。どちらにせよボラティリティ上昇するイベントを控えており、資金管理、ポジションサイズには細心の注意を払っていきたい。
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