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【FX突撃取材!】6月12日(水曜日)■井口喜雄氏の現在の相場観とFXトレード戦略

カテゴリ:FX突撃取材!あの人の相場観と戦略[有名なあの人の現在の相場観と戦略を取材]

井口喜雄 FX戦略
【FX突撃取材!企画】にトレイダーズ証券の為替ディーラー井口喜雄さんが参加!
井口喜雄さんは認定テクニカルアナリストで、1998年から金融機関でディーリング業務を行い、2009年からはトレイダーズ証券で同業務に従事。ファンダメンタルズとテクニカルの両方面での為替分析に精通しており、セミナーやマネー誌にも多数登場されています。
井口喜雄さんへの取材は、毎週・水曜日の昼過ぎに行い、当ブログでアップします。
お楽しみに♪
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それでは、2019年6月12日13時過ぎに井口喜雄さんに直接聞いた現在の相場観とFXトレード戦略をご覧下さい。

■□■6月12日(水)井口喜雄氏の現在の相場観とFXトレード戦略

現在の為替相場の傾向や相場観

米ドル/円は108.50円を中心に方向感が出ていない。米中貿易戦争や米利下げ観測は米ドル/円にとってネガティブ要因であるが、米利下げ観測からの株価上昇はポジティブ要因となるため、強弱材料の綱引きから膠着状況を抜けだせずにいる。また、トランプ相場も健在でツイート1つで相場の流れが変わるため、こちらも怖くてポジションを大きく傾けられない要因だろう。イベントでは本日12日(水)21時30分に予定されている米消費者物価指数は注視したい。FRBが米利下げスタンスを鮮明にするなか、インフレの最重要指標の結果次第で利下げが加速するか、後退するかに注目だ。

現在の為替相場の戦略やスタンス

不透明要因が多く米ドル/円はどちらかに偏ったポジションは危険ではあるが、トランプ米大統領の場当たり的(これが計算かもしれないが)なツイートを見ているとやはりリスクオフに警戒しなくてはならないだろう。足元のツイートでも「今月末のG20で米中首脳会談が実現しなければ全輸入品に関税を課す第4弾を直ちに実施する」と語っている。しかし、米中首脳会談は現段階で何も決まっていない。G20まで残り時間が少ないなかで米中首脳会談の開催のあるなしを別にしてもここから何らかの合意にもっていける確率は低いと考えておくべきだろう。また、ここ数日、米利下げ期待から株価が上昇しているが、こちらも上昇が一服すれば米利下げの催促相場となり、ドル安再燃も考えられる。日足チャートを見ると上値は足元できれいにワークしている21日移動平均線の差し掛かる109.15円付近が意識される一方、下値は今月に入って4回サポートされている107.80~107.90円が急所となる。基本スタンスはレンジ下限に向けて売っていく方針だ。

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<米ドル/円 日足チャート>
米ドル/円日足
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