2022年の金融市場は、主要国が量的緩和政策を終了させて→相次いで利上げ→金融政策会合毎に利上げを繰り返す展開となっています。
そして、それによって、FXのスワップポイントにも大きな影響が出ています。

米国の政策金利は、一度に50～75bpという大幅な利上げペースで、2022年2月時点では0.25％だったものが、7月下旬の会合では2.50％になっています。

今後の見通しは、2022年内は3.4％、来年2023年は4.0％に達するという予想も出ています。


※2022年6月16日ジェトロニュースより


※2022年6月14日ブルームバーグニュースより

この利上げラッシュで、FXのスワップポイントにも大きな影響が出ています。
米ドル/円の買いスワップは、利上げ前の2022年2月で1万通貨1日あたり12円前後だったのが、8月末現在では93円前後となっています。

今後、米国の政策金利は、2022年内は3.4％、来年2023年は4.0％に達するという予想も出ており、単純に考えれば今から更に1.5倍ぐらいになる計算です。

今のスワップポイントから1.5倍になると考えると、米ドル/円の買いポジション1万通貨を保有した場合、1日あたりで約140円前後にもなります。
そうなると、140円×365日=51100円となり、1年で1万通貨のスワップポイントだけで約5万円程度の収益が見込める事になり、これは実質5円分の変動をカバー出来る事になるのです。

直近のスワップポイント調査では、米ドル円以外のクロス円やユーロ米ドルのショートポジションのスワップもかなり有利となっています。
以下は米ドル/円ロング、豪ドル/円ロング、ユーロ/米ドルショートの1万通貨あたりのスワップポイントのお得ランキングとスワップポイント一覧です。

スワップポイントが有利になったことで、中長期投資トレードの可能性が広がったと言えるかもしれません。
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※ドル円を136.00円として計算
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