【FX突撃取材!】7月10日(月曜日)■竹内のりひろ氏の現在の相場観とFXトレード戦略
竹内のりひろさんは、元外銀チーフディーラーとして、20年間相場に携わってきた経験を生かした独自の相場展望を持ち、欧州事情にも精通しています。
有料メルマガ&掲示板【SmartLogicFX】も好評で、最近頻繁に金融系のメディアに出演されています。
そんな竹内のりひろさんに週初の戦略も聞きたいっ!と言うことでお願いしました。
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それでは、2023年7月10日8時時点に竹内のりひろさんに直接聞いた現在の相場観とFXトレード戦略をご覧下さい。
■□■7月10日(月)■竹内のりひろ氏の現在の相場観とFXトレード戦略
■現在の為替相場の傾向や相場観■
先週1週間の主要通貨の対ドルでの騰落は、カナダドル以外の通貨は全て上昇とドル売り優勢の展開で引けた。円は上昇の最上位(+1.55%)に位置しており、米ドル/円やクロス円が下落に転じている。先週は月初の週であり、米国で多くの経済指標の発表が相次いだが、市場の流れを決定的にしたのは7日(金)に発表された6月の米雇用統計だった。内容はほぼ市場予想通りだったが、前日6日(木)に発表されていたADP雇用報告が過熱を示し、雇用統計へ過度な期待がかかり過ぎた。
■現在の為替相場の戦略やスタンス■
米ドル/円は雇用統計の動きを背景に週足では高値圏から長い陰線をきざみ、形状は悪い。今週は明後日12日(水)の6月の米CPIの結果に注目。米CPIは昨年6月に+9.1%のピークをつけ、その後は低下に転じる。前年比ではその一番高進した月と比較するわけで、大幅低下は必至。昨年夏以降、このCPIの発表で市場が大きく動き、雇用統計を上回るお祭りと化していた。最近は徐々に市場予想に収れん、一時の騒ぎは鎮静化する。先週の雇用統計のように、好結果がドル買いにつながらない点が今週の注意点。長期円安という見方に変化はないが、米ドル/円は一旦調整入りだろう。今週は米ドル/円で140.00~144.00円、ユーロ/米ドルで1.0900~1.1100ドル、ユーロ/円で153.50~157.50円とみている。
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<米ドル/円 日足チャート>
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