【FX突撃取材!】5月10日(木曜日)■神田卓也氏の現在の相場観とFXトレード戦略
【FX突撃取材!企画】に外為どっとコムのセミナーでお馴染み神田卓也さんが参加!
神田卓也さんは、外為どっとコム総合研究所の取締役調査部長上席研究員。外為どっとコム総合研究所のレポートや、動画、ツイッターで有益な為替情報を配信されています。
その神田卓也さんから、毎週木曜日に最新の相場観と戦略を聞ける事になりました!!(※取材は電話にて実施)
毎週・木曜日の午後から夕方までの間に羊飼いのFXブログでアップしますので、お楽しみに♪
それでは、 2018年5月10日11時過ぎに神田卓也さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。
■□■5月10日(木)■神田卓也氏の現在の相場観とFXトレード戦略
■現在の為替相場の傾向や相場観■
米ドル/円は、再び110円を視野に入れた動きとなってきた。5月2日(水)に3カ月ぶりにつけた110.03円の高値を超えてくると、上昇に弾みがつき、200日移動平均線の指す110.20円の突破を試してくる可能性もありそうだ。イランや北朝鮮問題を巡る地政学リスクの鮮度は低下しており、当面鍵を握るのは米国の長期金利、ほぼイコールで日米の金利差となってくるだろう。具体的には10年債利回りが3%を超えてきたが、ここからさらなる上昇があるかどうかが焦点だ。米国のインフレ率が上昇基調にあるため、長期金利も下がりづらい地合い。一方で、FOMCは短期的にインフレ率が2%を超えても利上げを急がないといった意向を示した。
■現在の為替相場の戦略やスタンス■
本日10日(木)に予定されている米消費者物価指数や30年債入札、これらをこなすと、金利の上昇圧力は一旦和らぐ可能性もあり、それも想定しておいた方がよさそうだ。その点からいうと米ドル/円が110円を超えて上昇を続ける可能性はどちらかというと低いのではないかとみている。大きく下がらないまでも上がりにくくなってくるかも知れない。もう一つ、ドルの方向性を左右する材料として、BOEの動きも重要。今回の利上げ自体は見送りが濃厚だが、8月の利上げに含みを残してくる可能性がある。インフレ上昇に繋がるポンド安を警戒しているが、英ポンド/米ドル相場は、年初来安値に接近している。この点を考えると、ここからさらにハト派姿勢を強める公算は小さい。本日10日(木)は、BOEの議事録、インフレレポート、カーニー総裁の会見もセットになっているスーパーサーズデーだ。ここで、ポンドに買い戻しが入ってくると、今までのドル買いが一服することも考えられるため、BOE絡みのイベントにも注目しておきたい。
<米ドル/円 日足チャート>
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