【FX突撃取材!】7月6日(水曜日)■井口喜雄氏の現在の相場観とFXトレード戦略
【FX突撃取材!企画】にトレイダーズ証券の為替ディーラー井口喜雄さんが参加!
井口喜雄さんは認定テクニカルアナリストで、1998年から金融機関でディーリング業務を行い、2009年からはトレイダーズ証券で同業務に従事。ファンダメンタルズとテクニカルの両方面での為替分析に精通しており、セミナーやマネー誌にも多数登場されています。
井口喜雄さんへの取材は、毎週・水曜日の昼過ぎに行い、当ブログでアップします。
お楽しみに♪
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それでは、2022年7月6日13時過ぎに井口喜雄さんに直接聞いた現在の相場観とFXトレード戦略をご覧下さい。
■□■7月6日(水)■井口喜雄氏の現在の相場観とFXトレード戦略
■現在の為替相場の傾向や相場観■
米国のリセッション懸念が日ごとに高まっているが、欧州は更に深刻な状況となっている。足元ではドイツの貿易収支が1991年来の赤字に転落したほか、ノルウェーで石油ガス業界の労働組合がストライキを開始して欧州天然ガス価格は高騰。更には英ジョンソン政権も閣僚2人が突然辞任を表明するなど英政局の動向が意識される。このような先行きの不透明感から欧州通貨売りが加速しており、特にユーロは対ドルで年初来安値を下抜け、一時2002年12月以来の安値水準まで下落した。また、世界的な株安を背景とした円買いも根強く、米ドル/円を除きクロス円は軒並み軟調、全面リスクオフの様相を呈している。
■現在の為替相場の戦略やスタンス■
いよいよ利上げ予想のECBが再来週に迫ってきているが、ユーロ圏の景気後退懸念から大幅利上げ観測が後退しており、引き続きユーロはダウンサイドに警戒が必要だろう。一方FRBは今月末のFOMCで0.75%の大幅利上げが織り込まれているほか、リセッション懸念が意識され、リスクオフになった場合でも一定のドル買い需要がある。ユーロ/米ドルはこのモメンタムであればパリティ(1.00ドル)までの下落をイメージしたトレードになる。大きく下がったため、スピード調整が入ってくれれば戻りを売りたいが、このまま走ってしまうのであれば短期で行くしかなさそうだ。米ドル/円については引き続き日米金利差をベースに押し目買いスタンスを続けたいが、リスクセンチメントの変化次第では円高に振れるスピードが速いので、大きく値を下げた時だけ拾うオペレーションでいいかもしれない。
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