【FX突撃取材!】1月5日(水曜日)■井口喜雄氏の現在の相場観とFXトレード戦略
【FX突撃取材!企画】にトレイダーズ証券の為替ディーラー井口喜雄さんが参加!
井口喜雄さんは認定テクニカルアナリストで、1998年から金融機関でディーリング業務を行い、2009年からはトレイダーズ証券で同業務に従事。ファンダメンタルズとテクニカルの両方面での為替分析に精通しており、セミナーやマネー誌にも多数登場されています。
井口喜雄さんへの取材は、毎週・水曜日の昼過ぎに行い、当ブログでアップします。
お楽しみに♪
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それでは、2022年1月5日13時過ぎに井口喜雄さんに直接聞いた現在の相場観とFXトレード戦略をご覧下さい。
■□■1月5日(水)■井口喜雄氏の現在の相場観とFXトレード戦略
■現在の為替相場の傾向や相場観■
昨年2021年、年足では6年ぶりの陽線引けとなった米ドル/円。年明けも昨年2021年高値115.51円を上抜け、およそ5年ぶりに116円台に到達し、一段上のレンジへ切り上がってきている。今年2022年はいよいよFRBによる利上げが近づく中でドル高期待が高まっており、その期待に応える見事なスタートをきった格好だ。現に年初から今年3月のテーパリング終了や、年3回程度の利上げを見越した動きから米国債が売られ、米長期金利は年末の1.51%から1.65%付近へ大幅上昇している。また、昨日4日(火)は欧米株高などからリスクオンの動きが加速しており、円売り圧力も支えに米ドル/円は2017年年初以来のドル高円安水準で、クロス円も総じて上値を伸ばす展開となっている。今年は金融政策の動向がより一層トレンド色を強めていくとみているが、各国の金利差に着目すると出口の見えない円は引き続き売られやすいといわざるを得ない。この点、市場では円安期待からの米ドル/円上値期待も海外勢を中心に高くなっており、年初からのドル買い・円売りの流れは当面は大きく変わらないだろう。
■現在の為替相場の戦略やスタンス■
米ドル/円は中長期のドル高シナリオの中で上値を試していくと考えており、基本的には米長期金利などを眺めながら押し目買い狙いのスタンスで臨んでいきたい。新型コロナウイルス・オミクロン株が世界的に蔓延しており、局地的な円高には振らされるだろうが、足元の米長期金利が1.6%台まで上昇している点で、117円台へのトライも不思議ではなく、115~120円まで想定レンジが切り上がるシナリオも視野に入ってくる。2022年初めから、ドルの勢いに期待したい。また、今週はイベントが豊富で本日5日(水)はADP雇用統計とFOMC議事録、明後日7日(金)には米雇用統計が控えており、内容と市場の反応に要注目だ。
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