【FX突撃取材!】11月10日(水曜日)■井口喜雄氏の現在の相場観とFXトレード戦略
【FX突撃取材!企画】にトレイダーズ証券の為替ディーラー井口喜雄さんが参加!
井口喜雄さんは認定テクニカルアナリストで、1998年から金融機関でディーリング業務を行い、2009年からはトレイダーズ証券で同業務に従事。ファンダメンタルズとテクニカルの両方面での為替分析に精通しており、セミナーやマネー誌にも多数登場されています。
井口喜雄さんへの取材は、毎週・水曜日の昼過ぎに行い、当ブログでアップします。
お楽しみに♪
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それでは、2021年11月10日13時過ぎに井口喜雄さんに直接聞いた現在の相場観とFXトレード戦略をご覧下さい。
■□■11月10日(水)■井口喜雄氏の現在の相場観とFXトレード戦略
■現在の為替相場の傾向や相場観■
米当局者から、インフレや利上げ時期についてハト派発言が散見したことで米金利上昇を燃料に上がっていた米ドル/円は一旦調整局面入りしている。パウエルFRB議長も「インフレ加速は一時的」とハト派スタンスを崩していないだけに、本日10日(水)発表の米消費者物価指数(CPI)は注目だろう。米消費者物価指数のコンセンサスは前月比+0.6%と30年以上ぶりの大幅な伸びが予想されているほか、FRBが重要視するコア指数についても+0.4%で伸びが拡大する見込だ。また、FRBの人事についても動きがあり、ブレイナードFRB理事がバイデン米大統領と1時間半面談したとの報道から、次期FRB議長候補として急浮上している。パウエルFRB議長の再任も十分あり得るが、去就問題にいよいよ決着がつきそうなだけにヘッドラインには要警戒だろう。
■現在の為替相場の戦略やスタンス■
米ドル/円は日米金融政策のベースは変わっていないため、中期的な上値余地はあると考えるが、短期的には米消費者物価指数や、次期FRB議長の去就を眺めながらになりそうだ。注目される米消費者物価指数はマーケットにインフレ懸念が燻っており、市場予想と乖離した結果には上下どちらも感度良く反応してくれるだろう。また、次期FRB議長に関してもそろそろ発表がありそうだが、「パウエルFRB議長再任」か「ブレイナード新議長誕生」かの二択の様相だ。パウエル氏再任となれば、コロナ禍の難しいかじ取りの中、上手にマーケットと対話したことが評価されており、リスクオンだろうか。一方、対抗馬のブレイナードFRB理事もパウエル氏の流れをくむ超ハト派なので大きな混乱はないかもしれない。ただ、銀行に対する規制強化に積極的なほか、マーケットフレンドリーで対話上手なパウエル氏がいなくなることを材料に瞬間的なリスクオフとなる可能性はあるだろう。どちらに転んでも対応できるよう準備はしておきたい。
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