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【FX突撃取材!】6月30日(水曜日)■井口喜雄氏の現在の相場観とFXトレード戦略

カテゴリ:FX突撃取材!あの人の相場観と戦略[有名なあの人の現在の相場観と戦略を取材]
井口喜雄 FX戦略

【FX突撃取材!企画】にトレイダーズ証券の為替ディーラー井口喜雄さんが参加!
井口喜雄さんは認定テクニカルアナリストで、1998年から金融機関でディーリング業務を行い、2009年からはトレイダーズ証券で同業務に従事。ファンダメンタルズとテクニカルの両方面での為替分析に精通しており、セミナーやマネー誌にも多数登場されています。
井口喜雄さんへの取材は、毎週・水曜日の昼過ぎに行い、当ブログでアップします。
お楽しみに♪
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それでは、2021年6月30日13時過ぎに井口喜雄さんに直接聞いた現在の相場観とFXトレード戦略をご覧下さい。

■□■6月30日(水)井口喜雄氏の現在の相場観とFXトレード戦略

現在の為替相場の傾向や相場観

前回のFOMCを経て、多くのボードメンバーがタカ派へシフトしたことが確認された。マーケットは7月のFOMCもしくは8月のジャクソンホール会議でのテーパリング宣言をメインシナリオとしており、ドルがジリジリと買われる展開だ。しかし、パウエルFRB議長の直近の発言を聞くと「インフレは一時的」「予防的に利上げすることはない」として改めてハト派スタンスを貫いており、一本調子には買い進むこともできない。このようにパウエルFRB議長をはじめFRBの執行部がタカ派というわけではないため、方向性を確かめる上でも明後日7月2日(金)に発表される米雇用統計は重要度が増してくるだろう。米雇用統計の予想は非農業部門雇用者数が69万5000人増加、失業率が5.7%と申し分のない数字が並んでいる。また、本日30日(水)は欧消費者物価指数や米ADP全国雇用者数といった重要指標があるほか、月末、四半期末でもあるため、実需の売買や、リバランスのフローから大きな値動きにつながる可能性もあり注視したい。

現在の為替相場の戦略やスタンス

本日30日(水)の戦略だが、月末、四半期末ということでロンドンフィックスまではチャートに集中し、短期で流れに乗れる展開があればついて行きたい。米雇用統計については結果が良ければ年内のテーパリングが改めて意識され、ドル高の継続が予想される。結果が悪かったとしても、米景気回復が進んでいることに疑いはなく、よほど悪い数字が出ない限り、テーパリング開始のシナリオが崩れるとは思えない。ドルが下がる展開では買い場探しと考えている。

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