【FX突撃取材!】7月1日(水曜日)■井口喜雄氏の現在の相場観とFXトレード戦略
【FX突撃取材!企画】にトレイダーズ証券の為替ディーラー井口喜雄さんが参加!
井口喜雄さんは認定テクニカルアナリストで、1998年から金融機関でディーリング業務を行い、2009年からはトレイダーズ証券で同業務に従事。ファンダメンタルズとテクニカルの両方面での為替分析に精通しており、セミナーやマネー誌にも多数登場されています。
井口喜雄さんへの取材は、毎週・水曜日の昼過ぎに行い、当ブログでアップします。
お楽しみに♪
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それでは、2020年7月1日13時過ぎに井口喜雄さんに直接聞いた現在の相場観とFXトレード戦略をご覧下さい。
■□■7月1日(水)■井口喜雄氏の現在の相場観とFXトレード戦略
■現在の為替相場の傾向や相場観■
東京市場の米ドル/円はショートポジションが溜まっていたこともあり、仲値にかけてストップロスを巻き込み一時108.16円まで上昇した。もっとも108円台では実需の売りが優勢で107円台へ跳ね返しており、108円台での上値の重さが感じられた。今夜からは米イベントラッシュで、ADP全国雇用者数、ISM製造業景況指数、FOMC議事録公表と続き、明日2日(木)は雇用統計の発表が予定されている。コロナ相場のなか、経済指標からトレンドを作っていくのは難しいが、重要指標が並んでいるだけに突発的な動きには注意したい。また、ここからマーケットのメインテーマは徐々に米大統領選に移っていくわけだが、トランプ氏の再選はかなり厳しくなっている。まだ株価は崩れてこないが、そろそろ不透明な米大統領選を織り込みに行くという可能性は高いだろう。
■現在の為替相場の戦略やスタンス■
米ドル/円は難しい値動きが続いている。リスク許容度の変化に対するドルの動きが従来のものと違うので、値動きがしっくりくるまでは少し様子を見たい。一方でポンドは動きが出やすい状況となっている。英国は移行期間延長をしなかったため、2020年末までにEUを離脱するわけだが、これまでの離脱交渉に進展がなく、依然として先行きは不透明だ。今週から集中協議をスタートさせており、ジョンソン英首相はこの集中協議での合意に意欲を示しているが、EUが譲歩しなければ、年内成立は難しいだろう。ここからは集中協議のヘッドラインに振らされる展開が続くわけだが、FTA(自由貿易協定)なしでの離脱インパクトが大きいだけにダウンサイドに警戒したい。
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