【FX突撃取材!】10月16日(水曜日)■井口喜雄氏の現在の相場観とFXトレード戦略
【FX突撃取材!企画】にトレイダーズ証券の為替ディーラー井口喜雄さんが参加!
井口喜雄さんは認定テクニカルアナリストで、1998年から金融機関でディーリング業務を行い、2009年からはトレイダーズ証券で同業務に従事。ファンダメンタルズとテクニカルの両方面での為替分析に精通しており、セミナーやマネー誌にも多数登場されています。
井口喜雄さんへの取材は、毎週・水曜日の昼過ぎに行い、当ブログでアップします。
お楽しみに♪
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それでは、2019年10月16日13時過ぎに井口喜雄さんに直接聞いた現在の相場観とFXトレード戦略をご覧下さい。
■□■10月16日(水)■井口喜雄氏の現在の相場観とFXトレード戦略
■現在の為替相場の傾向や相場観■
昨日15日(火)は英国とEUの離脱案合意報道をきっかけにマーケットはリスクオン。英ポンド/円は139.30円付近まで上昇、米ドル/円も連れて108.90円付近まで上値を拡大している。本日16日(水)も、明日17日(木)と明後日18日(金)に開催されるEU首脳会議を控えてブレグジットに関連する要人発言に大きく振らされる展開だろう。また、米中通商協議も米国側では中国が米国産農産品を500億ドル相当購入するとの報道が出ている中、一方では中国側で米国に対する報復関税を維持する限り、年間500億ドル相当の米国産農産物の購入は難しいとの報道もあり、楽観はできない状況だろう。
■現在の為替相場の戦略やスタンス■
英ポンド/円はヘッドラインに振らされることになるが、マーケットは明日17日(木)、明後日18日(金)のEU首脳会議で合意がまとまるのではないかとの期待感が優勢だ。時間がないといった問題点はあるが「合意なき離脱」の可能性が剥落している状況下でポンドは押し目買いが有効だろう。ただし、今年5月以来の高値水準まで急ピッチで上昇している状況であることから、期待感が後退した場合の急落も頭に入れておきたい。一方、米ドル/円も今月末、10月30日(水)のFOMCを控えて本日16日(水)の米小売売上高には注目が集まる。FOMCまでに発表される米重要指標は少なく、米小売売上高の結果は利下げの有無を決める材料として注目度は高い。また、本日16日(水)は複数のFOMCメンバー発言も予定されており、ブラックアウト期間(政策決定に関与する者の発言を禁じる期間)を来週に控えて利下げをめぐる温度感のヒントを探ることとなる。CMEのFedWatchが示す次回FOMCでの政策金利に対する市場の期待度は0.25%引き下げが約73%、据え置きが約27%となっており、現在のところ連続利下げを織り込みつつあるが、本日16日(水)の結果や発言次第では大きく変わってくるだけに注視したいところだ。
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