【FX突撃取材!】9月25日(水曜日)■井口喜雄氏の現在の相場観とFXトレード戦略
【FX突撃取材!企画】にトレイダーズ証券の為替ディーラー井口喜雄さんが参加!
井口喜雄さんは認定テクニカルアナリストで、1998年から金融機関でディーリング業務を行い、2009年からはトレイダーズ証券で同業務に従事。ファンダメンタルズとテクニカルの両方面での為替分析に精通しており、セミナーやマネー誌にも多数登場されています。
井口喜雄さんへの取材は、毎週・水曜日の昼過ぎに行い、当ブログでアップします。
お楽しみに♪
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それでは、2019年9月25日13時過ぎに井口喜雄さんに直接聞いた現在の相場観とFXトレード戦略をご覧下さい。
■□■9月25日(水)■井口喜雄氏の現在の相場観とFXトレード戦略
■現在の為替相場の傾向や相場観■
昨日24日(火)トランプ米大統領は国連総会の演説でイラクや中国を批判したことで中東地政学リスクは拡大し、米中通商協議の進展期待も剥落する結果となった。また、トランプ氏はウクライナの大統領にバイデン元副大統領の息子の疑惑調査をするように圧力をかけ、さらには軍事協力をするとの見返りを与えた疑惑で前任のバイデン米副大統領は「トランプ米大統領が文書請求に応じなければ弾劾を支持する」との考えを表明した。さらにペロシ米下院議長も大統領弾劾調査を開始するとの報道が入るとドル売り、円買いが加速して米ドル/円は一時107円を割れるなど今月9日以来の安値を更新している。一方、ドルが売られたことでユーロ/米ドルは1.1000ドルまで回復する展開となっているが、一昨日23日(月)に発表されたドイツの製造業PMIが10年ぶりの低水準となっていることからわかるようにユーロの地合いも決して良くはない。マーケットは全体的にリスクオフに傾いている。
■現在の為替相場の戦略やスタンス■
今回のウクライナ疑惑でトランプ米大統領の弾劾調査がどのように進展していくかは不透明だが、記憶に新しいロシア疑惑の捜査ではトランプ氏とロシアの共謀は認定されなかった前例があり、過度に反応するのは危険かもしれない。しかし、ドルを積極的に買っていける材料でもないので、米議会で大統領の弾劾が意識されれば局地的にドルは売られる可能性が高い。戦略として米ドル/円は戻りを狙っていくことになるだろう。なお、今回の疑惑で問題となっているウクライナの大統領との、電話会談記録をトランプ氏は本日25日(水)公表するとしており、NY時間はヘッドラインに注視しておきたい。また、ユーロ/米ドルも戻りがあれば売っていきたい局面だ。現在は1.1000ドル付近で方向感が定まっていないが、ドイツをはじめ足元の景況感を見る限り欧州経済の地合いの悪さは間違いなく、テクニカル面でも6月25日からの下落トレンドは健在で徐々に上値を切り下げていくように思える。明日26日(木)にかけて1.1000ドルに厚めのオプションカットが控えており、動きは出にくいが、1.10ドルミドル付近まで跳ねるようであれば売っていきたい。下値のターゲットは9月3日安値の1.0926ドルとしたい。
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<ユーロ/米ドル 日足チャート>
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