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【FX突撃取材!】7月31日(水曜日)■井口喜雄氏の現在の相場観とFXトレード戦略

カテゴリ:FX突撃取材!あの人の相場観と戦略[有名なあの人の現在の相場観と戦略を取材]

井口喜雄 FX戦略
【FX突撃取材!企画】にトレイダーズ証券の為替ディーラー井口喜雄さんが参加!
井口喜雄さんは認定テクニカルアナリストで、1998年から金融機関でディーリング業務を行い、2009年からはトレイダーズ証券で同業務に従事。ファンダメンタルズとテクニカルの両方面での為替分析に精通しており、セミナーやマネー誌にも多数登場されています。
井口喜雄さんへの取材は、毎週・水曜日の昼過ぎに行い、当ブログでアップします。
お楽しみに♪
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それでは、2019年7月31日13時過ぎに井口喜雄さんに直接聞いた現在の相場観とFXトレード戦略をご覧下さい。

■□■7月31日(水)井口喜雄氏の現在の相場観とFXトレード戦略

現在の為替相場の傾向や相場観

米ドル/円は、108円ミドルで膠着状態となっているが、明日8月1日(水)に日付が変わった日本時間深夜3時に行われるFOMCで方向感が出せるかに注目が集まる。今回のFOMCだが、利下げ自体はほぼ確定しているものの、利下げ幅を25bp(0.25%)にするか50bp(0.50%)にするかが焦点の1つとなっている。マーケットでは25bpの利下げの予想が大勢を占めているが、CMEのフェドウォッチをみると50bpの大幅利下げの確率もまだ20%ほど残っており、完全には無視できない状況だ。しかし、あしもと良好な米株価や米経済指標を見ても50bpの大幅利下げには整合性がとれないほか、今回は予防的な処置であり、そのために利下げのカードを2枚も使うとは思えないというのが正直なところだ。また、今後の利下げペースも重要なポイントになる。フォワードガイダンスやパウエルFRB議長の記者会見にて連続利下げや、利下げサイクルについてどのようなヒントが出てくるのか注目したい。

現在の為替相場の戦略やスタンス

メインシナリオ通り、FOMCで利下げ幅が25bpだった場合、米ドル/円は上値をテストすることになりそうだ。とはいえ、大幅利下げを催促していた株価にとってはネガティブであり、リスクオフの円買いが米ドル/円の上値を重くする可能性もある。また、あしもとではトランプ米大統領が大幅な利下げ(50bp)を行うようFRBに圧力をかけており、25bpの利下げでは不十分と早速ツイートしてくる可能性も低くはないと思っている。短期的に米ドル/円が上昇しても長続きはしないイメージがあり、今月の高値である109.00円付近では打診売りをしてみるのも戦略としては悪くなさそうだ。一方、テールリスクではあるが、トランプ米大統領の圧力に屈し、言いなり通り50bpの利下げに踏み切れば108.00円割れが濃厚なだけに頭の片隅には入れておきたい。


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