【FX突撃取材!】7月24日(水曜日)■井口喜雄氏の現在の相場観とFXトレード戦略
【FX突撃取材!企画】にトレイダーズ証券の為替ディーラー井口喜雄さんが参加!
井口喜雄さんは認定テクニカルアナリストで、1998年から金融機関でディーリング業務を行い、2009年からはトレイダーズ証券で同業務に従事。ファンダメンタルズとテクニカルの両方面での為替分析に精通しており、セミナーやマネー誌にも多数登場されています。
井口喜雄さんへの取材は、毎週・水曜日の昼過ぎに行い、当ブログでアップします。
お楽しみに♪
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それでは、2019年7月24日13時過ぎに井口喜雄さんに直接聞いた現在の相場観とFXトレード戦略をご覧下さい。
■□■7月24日(水)■井口喜雄氏の現在の相場観とFXトレード戦略
■現在の為替相場の傾向や相場観■
今月末31日(水)のFOMCに向けて先週は70%以上あった50bp(0.50%)の大幅利下げの確率だが、FRB高官の発言による修正が入り、現在は25bp(0.25%)の利下げがほぼ確定する形となっている。そのため、米ドル/円は反発中。しかし、本日24日(水)から日米通商協議が事務レベルで始まるほか、利下げサイクルに突入しそうなFOMCを前に上値のテストにも限界がありそうだ。また、本日24日(水)は英国でボリス・ジョンソン新首相が就任するが、合意の有無にかかわらず10月末にEUからの離脱実現を表明しており、今後の議会運営や発言等には警戒したい。
■現在の為替相場の戦略やスタンス■
米ドル/円は今月末31日(水)のFOMCまで方向感が出にくいため、レンジ内でうまく立ち回っていきたい。下値の目途は先週の木曜日に50bpの利下げを過度に織り込んだ時につけた107.21円付近で、上値は先週16日(火)の高値108.37円や、上抜けても先々週12日(金)の高値108.60円付近を想定している。上下限ともに押し目や、戻り目として考えておきたい。一方でポンドは乱高下が予想される。マーケットはボリス・ジョンソン新首相誕生を織り込んでいたため、今のところ大きな混乱は起きていないが、明日25日(木)は英議会で質疑応答が予定されており、ブレグジット関連の発言には敏感に反応しそうだ。昨日23日(火)のジョンソン氏の保守的な会見を聞く限り、やはりダウンサイドを意識せざるを得ないだろう。対ドル、対円ともに先週の安値を更新するタイミングでは短期でついていきつつ、局地的に反発する場面があれば戻り売りを狙っていきたい。
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