【FX突撃取材!】7月17日(水曜日)■井口喜雄氏の現在の相場観とFXトレード戦略
【FX突撃取材!企画】にトレイダーズ証券の為替ディーラー井口喜雄さんが参加!
井口喜雄さんは認定テクニカルアナリストで、1998年から金融機関でディーリング業務を行い、2009年からはトレイダーズ証券で同業務に従事。ファンダメンタルズとテクニカルの両方面での為替分析に精通しており、セミナーやマネー誌にも多数登場されています。
井口喜雄さんへの取材は、毎週・水曜日の昼過ぎに行い、当ブログでアップします。
お楽しみに♪
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それでは、2019年7月17日13時過ぎに井口喜雄さんに直接聞いた現在の相場観とFXトレード戦略をご覧下さい。
■□■7月17日(水)■井口喜雄氏の現在の相場観とFXトレード戦略
■現在の為替相場の傾向や相場観■
昨日16日(火)に発表された米小売売上高が良好だったことで米ドル/円は108円台を回復している。しかし、今月に入り米雇用統計、米消費者物価指数、米小売売上高と米国の重要経済指標はことごとく良い結果を残しているが、FRBの利下げ路線は何も変わっていない。本日17日(水)正午12時00分時点でCMEのフェドウォッチを見ても7月FOMCは100%の利下げを織り込み、9月も70%以上の利下げを織り込んでおり、好調な米経済もFRBにとってはどこ吹く風だ。FRBの言う「予防的利下げ」に個人的な違和感はあるが、すでに連続利下げが既定路線となっていることから7月末のFOMCまではこの材料を追いかけていくしかなさそうだ。一方でポンドの下落が止まらない。次期英首相候補のジョンソン氏とハント氏の両氏がアイルランド国境問題に関するバックストップについて、期限が設定されても受け入れないとの意向を示したことで「合意なき離脱」の可能性が高まっている。
■現在の為替相場の戦略やスタンス■
バブル覚悟でもFRBが予防的利下げを行うのであれば、やはり米ドル/円はFOMCまでダウンサイドを何度かテストすることになりそうだ。また、各国が通貨安戦争に踏み切る中、金融緩和のカードが日本にないことも、引き続き円高リスク。昨日16日(火)の高値108.30円付近や、ここを上抜けても先週12日(金)の高値108.60円付近がレジスタンスとして意識されるとみている。英ポンド/円は若干行き過ぎな気もしており、素直に下方へ安値更新してくれる展開があるなら短期でついていくが、それ以外は先週までもみ合っていた135円ミドルあたりを戻り売りのポイントとして待ちたい。
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