【FX突撃取材!】9月19日(水曜日)■井口喜雄氏の現在の相場観とFXトレード戦略
【FX突撃取材!企画】にトレイダーズ証券の為替ディーラー井口喜雄さんが参加!
井口喜雄さんは認定テクニカルアナリストで、1998年から金融機関でディーリング業務を行い、2009年からはトレイダーズ証券で同業務に従事。ファンダメンタルズとテクニカルの両方面での為替分析に精通しており、セミナーやマネー誌にも多数登場されています。
井口喜雄さんへの取材は、毎週・水曜日の昼過ぎに行い、当ブログでアップします。
お楽しみに♪
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それでは、2018年9月19日13時時点、井口喜雄さんに直接聞いた現在の相場観とFXトレード戦略をご覧下さい。
■□■9月19日(水)■井口喜雄氏の現在の相場観とFXトレード戦略
■現在の為替相場の傾向や相場観■
米国による対中制裁関税第3弾が実施され、足元の不安材料が消化したことでマーケットはリスクオンとなっている。噂で売って、事実で買うパターンとなり、これで米ドル/円は長らく続いた110~112円のレンジを上方へブレイクした。約2カ月続いたレンジをブレイクしたことで上昇トレンドへの期待感もあるが、週末にかけてリスクイベントも続くため、準備をしていきたいところだ。
■現在の為替相場の戦略やスタンス■
週末にかけてのイベントだが、本日19日(水)は15時30分から黒田日銀総裁の発言が予定されている。安倍首相が討論会で「出口戦略は任期のうちに実施したい」との発言があったので可能性は低いが、念のため「出口」の話には警戒をしておきたい。加えて、前会合で行なった政策変更はステルステーパリングではないかとの解釈もあり、黒田日銀総裁の発言には注視したい。また、21日(金)には日米通商協議でライトハイザー米通商代表と茂木経済財政相、22日(土)からはペンス米副大統領と麻生副総理の会談が予定されている。トランプ政権は11月にアメリカの中間選挙を控えるが、ここにきてトランプ米大統領の暴露本が次々を出版されるなど逆風が吹いている。となると、選挙に向けたアピールで手っ取り早く日米の貿易協議での成果を強調したいはずなので、かなりのプレッシャーはかけてくるかもしれない。米ドル/円はこれらのリスクイベントでまたレンジ入りの可能性があるが、テクニカル面での立ち位置は改善しているだけにイベントを無難に消化していくことができれば、7月19日の高値113.16円付近を試す展開となってもおかしくはないだろう。
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<米ドル/円 日足チャート>
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