今週も先週に引き続き、ひふみさんについてです。

⇒ひふみさん(その1)工場勤務のハイレバトレーダー
⇒ひふみさん(その2)原油市場を狙い撃ち
⇒ひふみさん(その3)５分足の下ヒゲを狙う
⇒ひふみさん(その4)出金、即復帰で500万円

■コロナショックの原油相場へ参戦

リップルの取引で資金を倍増させた、ひふみさん。盛り上がっている市場へ資金を投じるスタイルのひふみさんが次に資金を投じたのは原油だった。

「新型コロナウイルスの影響でOPECプラスが減産で合意できなかったというニュースをネットで見て、大きく動きそうだと思ったのがきっかけでした。200万円ほどの資金を入金し、３月９日７時の朝を待ち構えていました」

早朝、モニターの前で待機するひふみさんの期待通り、原油価格は前週比７ドル安の大きな下窓で始まった。

「下げたところでリバウンドを狙って200枚のL（ロング）を入れました。すると、すぐに２ドル上がってくれたので決済しました。44万円の利益です」


※クリックで拡大します

■「月曜７時」は必ずチャートをチェック

月曜７時の窓開け狙いは、ひふみさんの得意とするスタイルのひとつ。翌々週の月曜日７時も同じように下窓を開けて始まった。

「この日もリバウンドを狙って取引し、１分ほどで約50万円の利益になりました。必ずしも窓埋め方向で狙うわけではないですが、月曜日の７時はよく動いてくれる。毎週トレードしていました」

仕事に出る前の朝７時、チャートをチェックすることがひふみさんの習慣となった。


※クリックで拡大します

■６時またぎの持ち越しは高リスク

「基本はデイトレードです。仕事が朝８時半から17時すぎまで。その間は休憩時間にたまに見るくらいで、朝と夜にポジションを取っていました。仕事中や寝る前、持ちっぱなしにすることもありましたが、気をつけていたのが朝６時までに決済すること」

ひふみさんが利用していたのはGMOクリック証券のCFD口座。原油だと、朝６時から７時がメンテナンス時間となり、取引できない。

「その間に市場が動くと決済できない。３月、４月はよく動いていたので、週末はもちろん朝６時をまたがないようにも気をつけていました」

３月以降、ひふみさんは原油のデイトレードを重ねていく。

「常にフルレバに近い枚数で取引していたので３月後半、ピーク時には2500万円まで増えました」

２週間ほどで200万円から2500万円へ。驚異的なペースで資金を急増させた秘訣を聞いていこう。

ひふみさん(その3)へ続く。

ひふみさんのコラムは全4回となっています。
⇒ひふみさん(その1)工場勤務のハイレバトレーダー
⇒ひふみさん(その2)原油市場を狙い撃ち
⇒ひふみさん(その3)５分足の下ヒゲを狙う
⇒ひふみさん(その4)出金、即復帰で500万円

【プロフィール】
ひふみさん
工場勤務の兼業トレーダー。10代後半に見た投資系ニコニコ生放送でトレーダーを志す。20歳になると同時に口座を開き、トレードを開始。株式投資やバイナリーオプション、原油、FXなど折々の盛り上がっている商品、市場へと資金を投じる。一時は20万円の資金を500万円まで増やすも2014年からの原油の下落相場で退場。2020年３月の原油市場では200万円の資金を一時2500万円まで増やす。自他ともに認めるギャンブル系ハイレバトレーダー。