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今週も先週に引き続き、ポインさんについてです。

⇒ポインさん(その1)｢貧者に与えられた最後の武器｣とは
⇒ポインさん(その2)XRPが人生を変えた
⇒ポインさん(その3)円建てではなくビットコイン建て
⇒ポインさん(その4)最強の投資ツール

■休職と借金――ドン底からの脱出

ポインさん曰く、「仮想通貨は貧者に与えられた最後の武器」。この言葉の背景にあるのは、ポインさん自身の経験だ。

「ボクが仮想通貨に興味を持ったとき、ドン底だったんです。体調を崩して仕事を休職中な上、資格取得などのために借りたローンが600万円ほどある状態でした。将来への展望を描けず、途方にくれているころ、友人に誘われたのが仮想通貨のセミナーでした。そのセミナー自体はスキャマー（詐欺師）によるものだったのですが、『仮想通貨の未来は面白そうだな』と」

仮想通貨に魅了されたポインさんは、自分で調査を続けていった。

■「リップルが人生を変えるかも」の予感

「ビットコイン（BTC）、イーサリアム（ETH）、ネム（XEM）――さまざまな仮想通貨がある中で、いちばん有望に思えたのがリップル（XRP）でした。リップルが自分の人生を変えるきっかけをくれるかもしれない、と」

ポインさんが仮想通貨と出会ったころ、ビットコイン市場は2013年につけた史上最高値に迫ろうとしていた。なぜリップルだったのだろうか。

「仮想通貨ならではの面白さと、リップル社という発行主体が明確に存在することで『価値のインターネット』のような世界を広げるチャンスがあるのではと思ったことがありました。ビットコインがこれだけ上がっているのなら、リップルもやがて上がりだすのではないだろうか、と。チャートを見ても狭い値幅でのレンジでしたから、底堅いだろうと感じました。思ったとおりに上がらなくともリスクは小さいのでは、と」


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■Moonしたリップル

購入から３か月後、リップルは思惑どおりに上昇。20倍以上に値上がりし、ポインさんが投じた100万円は500万円、1000万円、そして2500万円へと急速に拡大していった。

「仮想通貨の世界では『to the Moon』という慣用句があります。月へと達するくらいの上昇のことです。2017年のゴールデンウィークからアルトコイン（ビットコイン以外の仮想通貨）は一斉にMoonしたんです。ああ、バブルが来たんだな、と直感しました」

バブル相場ならやがて破裂する。でも、ポインさんはさらなる上昇を予想していた。

「仮想通貨のバブルは一過性のものでは終わらないだろうと考えていました。仮想通貨に秘められたポテンシャルを考えれば、息の長い、本物の相場になるだろうと考えていたんです。適宜、利益確定はしていましたが、仮想通貨ともっと深く付き合っていこうと決めたんです」

ポインさん(その3)へ続く。

ポインさんのコラムは全4回となっています。
⇒ポインさん(その1)｢貧者に与えられた最後の武器｣とは
⇒ポインさん(その2)XRPが人生を変えた
⇒ポインさん(その3)円建てではなくビットコイン建て
⇒ポインさん(その4)最強の投資ツール

【プロフィール】
ポインさん
仮想通貨投資家/ブロガー。会社を休職中に始めた仮想通貨への投資で成功。会社を退職する。現在は「ハイパーニート」を自称し、温泉三昧の日々を送りながら仮想通貨の普及のため、オフ会の開催やメディアへの出演などを積極的に行なう。６月に発売された著書『億り人ハイパーニートポインの 仮想通貨１年生の教科書』が発売即重版のベストセラーに。