FXをしている人ならみんな知っている小林芳彦さん。小林さんはJFXというヒロセ通商の子会社の社長でもあるのですが、毎日リアルタイムにTwitterで公開しているスキャルトレードがスゴイ！！
羊飼いが一番見ているTwitterアカウントかも(Twitterはこちら)!?
その小林芳彦さんから、毎週火曜日に最新の相場観と戦略を聞ける事になりました！！(※取材は電話にて実施)
毎週・火曜日の午後から夕方までの間に羊飼いのFXブログでアップしますので、お楽しみに♪

それでは、 2016年11月22日14時過ぎに小林芳彦さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。

■□■11月22日(火)■小林芳彦氏の現在の相場観とFXトレード戦略


■現在の相場観■

米ドル/円は昨日、一旦110円台中盤まで下がった後、NY市場からじわじわと上昇し、一時111円36銭付近の高値を付けた。そして今朝は、地震の影響もあり110円26銭付近まで反落したものの、再び110円台後半まで値を戻してきている。米ドル/円は、米大統領選挙後の上昇スピードが速かったことから、買い遅れている投資家が多いという印象。
米ドル/円の上昇相場を押し上げている主な要因として考えられるのは、(1)下値でドルショートを振ってしまった投資家の損切り、(2)本邦輸入企業のドル手当ての遅れ、(3)機関投資家の売りヘッジの買い戻し、そして(4)本邦が持つショートポジションの損切りを引っ掛けたい米ファンドである。
一方、本邦輸出企業は107円台から111円まで売っている模様。需給バランス的には米ドルが不足しており、米ドル/円の下値は限定的と見ている。

■現在のFXトレード戦略■

方向性としては米ドル買い。今年5月の高値、111円45銭を上抜けることができれば、上値は112円、113円80銭(今年3月の高値)、さらには115円方向を見始める投資家も出てきそうだ。
しかし今週は、明日23日(水)が日本の祝日、そして24日(木)が米国の祝日(サンクスギビング)ということもあり、本日は米国勢によるポジションを手じまう動きが出てくる可能性が高い。米ドル/円は押し目買いスタンスではあるが、祝日を前に112円近辺の上値は重いと見ており、高値での飛びつき買いは避け、押し目を待ちたい。今週のレンジ予想は109円50銭～112円。
また、マーケットの焦点は12月14日(水)に開催されるFOMCでの利上げに移ってくるだろう。利上げを織り込む動きが出てくる可能性もあり、利上げ実施で上昇したところは、セルザファクトで米ドルロングの利食いのチャンスになるかもしれない。

<米ドル/円 日足チャート>

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